世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

小泉首相への”造反語録”を検証する! 

2005年09月04日 | Weblog
選挙公約は膨大な「政策綱領」をベースに”政権公約”に纏めて公表する。しかも党首討論から各党の政策責任者の討論まで制限された時間内に国民に訴えなければならない。所詮、舌足らずにならざるを得ない。意のままにならないもどかしさから、つい心外なフレーズを頻出する。言葉尻を捕られてマスコミの餌食になる。政策担当者が応答し弁明すると明快な答弁になるのだが・・・。メディアのスクープ性の恰好の材料になる。主なフレーズを挙げてみよう。
●「全国38万人(非常勤パートが10万人以上いるので実質20数万人)の国家公務員が郵便局で仕事をしている。警察官より自衛隊員より多い。こんなにたくなんの公務員でなくては仕事ができないのか」と言うフレーズに・・・メディアの反応は外務省職員数とも比べ郵政民営化が行革の観点から効果的と言いたいのだろうが、身分が公務員という以外、まったく共通点がない業務の比較がどこまで説得力を持つのか?と疑問を呈する。
●「民営化すればすべてばら色のような幻想を与える」と野党は批判する。
●「郵政民営化は経済活性化の手段だ。経済発展なしには戦略的外交も進まない」と言うフレーズには失笑を買った、と言う。(日本記者クラブでの党首討論から)
●「靖国問題がなければ日中はうまくいくとは思っていない」のフレーズには真正面からの回答を回避していると批判する。
●「12月の状況を見ないと分からない」・・・にはイラクの自衛隊派遣の再延長の是非の問いへの答弁に言葉を濁している、と轟々たる非難の集中攻撃。
●「いちいち選挙の争点にするよりも、どういう政権になっても維持できるような制度にしていこうという協議をしっかりするのが大事」のフレーズには国民の関心の高い年金問題を争点にしない態様に野党は論戦を拒んだ、と息巻く。
●「人生いろいろ、会社もいろいろ、候補者もいろいろ、政党もいろいろ」と又しても謝罪をせず再度口にした、と野党は呆れ顔の体。
●「民主党は民間にできることは民間に、と言っておきながら、なぜ郵政民営化に反対するのか」、「一部の公務員の既得権や身分を守ってくれという人に政界が牛耳られてきた」とのフレーズには、得意の民営化に特化していくのが常套手段だと野党は息巻いて攻撃する。その他云々。・・・思うに政権(担当)政党の責任の重さを背負っての詳細・微細な何百時間という膨大な論議を重ねて練り上げた政策に少々の欠陥は有るにしても上記の<迷フレーズ>の数々に明快な名回答が出来るはずがない。日本国民全体の責任を直に背負っている<責任政党>と野党的身軽さで論じるスタンスに国民は凝視して審判を下すはずだ。面白おかしく言葉尻を捉えての批判批評?は評論家や識者を自認する方々に任せておけばよい。類稀に観る非凡さを堅持した小泉首相の政治姿勢、<初志貫徹>に軍配は挙がるものと思う。




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