“引き際の美学”の心情を言い得た的確な文言として語り草になるであろ
う。きょうの民主党両院議員総会での鳩山総理のメッセージは本音を吐露した
誠実な人柄が滲み出たものだった。
・・・私は、「短い期間だったが、良く頑張った!ありがとう!」、と心から労をね
ぎらいたい。・・・
山積する国難(懸案・課題)に立ち向い懸命に模索しながら解決に邁進したが
例の“普天間問題”で迷走し躓いた。それが決定的な辞任の要因になった。更
に自分の「政治とカネ」の問題でも責任をとる事になった。爾来、民主党はカネ
にクリーンな民主党を掲げてきただけに、この際、小沢幹事長と共に辞任する
事によって<カネに清潔な民主党>、<クリーンな民主党>を本気で実現する
下地を造ったことになる。元々、民主党議員の若手、中堅は層が厚く優秀な人
材が他党(特に自民党)に比べ量的にも多い。政治的手腕、資質に優れた人
材がワンサと居る。そういう民主党を短命に終わらせてはならない。これを契
機に官僚政治を終焉させ真に政治家による政治主導の国民の為の政治の実
現に勤しむ時期である(国難、非常時である)。今回のトップ2の辞任は国民も
納得してくれるものと思う。国民に冷静さが戻ってきた印象を受ける(街頭での
国民のコメント)。 他方、野党のコメントは想定内のもので新鮮さが見られな
い。特に自民党の大島幹事長のコメントは何でも反対、何事にも批判ばかりの
自民党の体質を丸出しにしたマイナスのイメージを増幅させた(再起不能)。自
民党の支持率の回復は有り得ない。会期末を迎え解散総選挙の余裕はない。
民主党連立政権でコツコツと政策を実現していく時期(期間)である。
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