世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

国家像なき憲法96条改正は本末転倒!

2013年04月11日 | Weblog

憲法96条改正は<手段>であって目的ではない。憲法9条や前文の一部を改正するという<目的>の為に、その<前段階・・手段・・>としての96条を改正しようとする。憲法は国内法規の最高位の根本法規である。その9条を改正して独立国として自力で国防に当たる、とする。「国防軍」云々の文言も一人歩きして突出している。一連の動向は全て安倍総理の独りよがりの独断の おしゃべり、押しつけである。民主主義を標榜し堅持する国なら憲法9条改正という「目的」を徹底的に議論し明確な国民の総意の基に改正にこぎ付けるべきである。国民に示さないで安倍総理の持論を押し付ける(マスコミ等で明言している)のが民主主義国家の在るべき姿なのか疑義を呈する。国民なら誰でもそう思っているはずだ。“憲法9条改正”という重大な事柄を論議しないでムード的に国会で議論しますよ、との雰囲気づくりは手法として間違っている。・・・そう断定するのも、マスコミが騒ぎ立てて前取りしている側面もあるにせよ、だ。・・・憲法改正論者の主張は、『他国は数回から数十回も改正している。日本だけが金科玉条の如く一度も改正していない。世界の趨勢、激変に対応できない。最近の北朝鮮の核の脅威、韓国との竹島問題、中国との尖閣問題等々に主権国家として機能できない。「絶対平和」という幻想に取りつかれている、とか云々』。・・・そう主張するなら堂々と根拠を示し国民を納得させるのが先決ではないのか!具体的な事例、事実を分かりやすく国会で論戦して国民に示してこそ論議の入り口が開かれる。ムード的な雰囲気だけで公言してほしくない。明確な「国家像<ビジョン>」なくして政策はあり得ない。本末転倒である。政党の「綱領」も“国家ビジョン”の実現の為に策定されるべきである。根本の全ての基底は憲法であり、その理念の基に帰結される。