あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
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年金も円天で支払われるかも?

2007年10月06日 19時30分31秒 | 裁判・犯罪
「円天」という独自の通貨を掲げて会員を集めていたL&Gが出資法違反容疑で強制捜査を受けました。被害総額は1000億円とも言われており,警視庁では更に捜査を進めるようです。

「円天普及で世界が幸せ」=理想郷掲げ実現元年訴え-L&G資料分析・警視庁など (時事通信) - goo ニュース

世の中にうまい話はない

月並みではありますが,「世の中にうまい話なんて存在しない」ということを改めて自覚する必要があります。円天の仕組み,厳密にはよく分かりませんが,例えば一度10万円を払えば,毎年10万円天が交付され,ようするに一生涯10万円分の買い物ができるというものです。どう考えても眉唾な制度ですよね。
L&Gの実体は,これからの捜査の中で明らかになるでしょうが,とにかく今確実にいえること,それは「人間まじめに働いて稼いだお金がすべてだ」ということです。もちろん,余剰資金で株や投資信託などをすることはありだと思いますが,桁外れに儲かるという話は絶対に信じない方がいいでしょう。

ところで,円天の話に似ているような例をどこかで聞いたことがあります。響きも似ている「年金」というものです。
これは,数十年前に,「60歳になったら絶対に支給されます。物価上昇に比例した金額を支払いますので,掛け金以上もらえます。絶対に損はしません。」とふれ回り,すべての国民から年金掛け金を払わせていました。
ところが,ある企業は払ったフリして会社がくすねてしまう,また窓口で払ったお金も担当者がくすねてしまう,さらには払ったのにそのことを登録していないなどの理由から約束通りに金額を払わないケースが出てきました。また,払ってもらった掛け金が年金以外に流用されたこと,少子高齢化社会が進むことが分かっていながら特別な措置を考えてこなかったことなどから年金財源が破綻し,「60歳って言ったけど,65歳にしますね。また,払う金額も下げますね。だけど,掛け金は高くしますね。」などといって,年金の払い渋りを始めたのです。
まさに「年金」も「円天」と同じような運命にあるような気がしませんか?
こうなると,そのうち年金も「円では払えませんので,円天で払います。」と変更されるかもしれません。これならば,年金財源の破綻も防げるでしょう。ただし,いよいよ年金自体の信用も0になるでしょうね。

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