フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

11月12日(日) 曇り

2023-11-13 11:08:23 | Weblog

8時15分、起床。

チーズトースト、目玉焼き、サラダ、珈琲の朝食。軽めなのは昼食を早めの時間に食べる予定だから。

昨日のブログを書いて、でも、最後まで書き上げる前に家を出る。10時半にJR蒲田駅で卒業生のホナミさん(論系ゼミ3期生)と待ち合わせて、東急池上線に乗って池上へ。10時半というのは待ち合わせ時間としては少し早い(11時半というのが多いかな)。しかも決して彼女は近くにお住まいではない。自宅から1時半くらいかけてやってくるのだ。

なぜそういう早い時間に待ち合わせたのかというと、彼女が「花くるま」で昼食をとりたいと希望したからである。前回お会いした時(2月26日)、「花くるま」で食事をしようとして、ちょうど梅の季節だったので人が多く、店の前にも行列ができていて、入店を断念したのだった。「花くるま」は11時開店だが、予約はできない店なので、開店の少し前に行くのが確実な方法である。

開店前から待っているのは私たちだけだった。店主さんが「お寒いですから中でお待ちください」と入れてくれた。無事入店できてホッとする。

二人とも鮭と昆布(葉唐辛子)とすいとんを注文(私は+お稲荷さん)。

9カ月越しの思いが遂げられてよかったですね。店を出て、彼女にスマホを渡してツーショットを撮ってもらう。(画面の中央ではなくて上のレンズを見るのね)

「花くるま」の向かいの古民家カフェ「蓮月」で食後のお茶をいたしましょう。

普段の日曜日であれば、もっと混んでいるのだが、今日は少し前まで小雨がちらついていたのが幸いして空いていた。

珈琲を注文する。

珈琲を飲みながら、あれこれおしゃべりをする。このところ30代の卒業生とカフェをする機会が多いのだが、彼女たちは中・長期的な視野の中で人生について考える時期にいるようである。職場では中堅として働き盛り、家庭では子育て真っ最中、そうした中で今後の仕事の仕方、子どもとの関係の在り方について思案し、さらには仕事や子育てが一段落した後のことも考えている。未来志向的であることを社会から求めら、そうでなくてはならないと思い定めている。だからいつも何かに急き立てられている気がするし、安定さの中にある不安定なものを感じている。

のんびり、ゆったり生きたいと、誰もが思っている。それが難しいのがわれわれの社会である。

本門寺では七五三のお祝いの家族を何組の目にした。ホナミさんのお子さんは男の子でまだ2歳だから、七五三はもう少し先のことである。でも、あっという間のことなのでしょうね。お子さんのいる女性は自身の年齢と子供の年齢という二つの時間軸の中で生きている。

彼女はカフェでお店の方から話しかけられるということがあまりないそうだ。「たぶんそういうオーラみたいなものが出ているのでしょうね。でも、話しかけていただきたいし、そうやっておしゃべりしたいなと思うんです」。なるほどね。そういう場合はね、自分から気軽に(ここが初心者には難しいのでしょうが)話しかければいいんです。お店の方は接客業ですからね、「何しにきやがったコノヤロー」なんて思っているはずはなく(笑)、ウェルカムな応対をしてくれるはずですよ。

「カフェでお店の人やたまたま居合わせたお客さんともっと気軽に話ができるようになりますように(笑)」。

小雨も止み、風もなく、朝方よりも気温があがってきたように感じる。

「木々の匂いがします」と彼女は言った。

松ぼっくりがあった。

放り投げてもらって写真を撮る。「ふぞろいの林檎たち」風に(彼女は知らないと思うけど)。

「はい、先生」のポーズ(笑)。

コートを脱いでもらってポートレイトを撮る。

つい一週間前までコートなんていらなかったのだが、ここに来て急に寒くなった。もっともそれがこの季節の本来の気候なのだろう。一週間前までが尋常ではなかったのだ。

最後は子ども広場で。3匹の豚と1頭の象。好きなのはどれですか(『いちばんすきな花』のマグカップを選んでもらうシーンみたいに)。

彼女は豚ではなく象に腰を下ろした。

座ってもらえなかったオレンジの豚。「無念です」

オレンジの豚にも入ってもらってツーショットを撮る。

「チェックのセーターがお揃いみたいですね」と彼女が言った。たしかに、ラインの太さは違うけど、色合いは似てますね。

時刻は1時半。2時に「ティールーム101」を予約しているので、そろそり蒲田に戻りましょう。

ホナミさんとは今年の2月26日、「スリック」の最後の営業日に訪れた。これはそのときの写真。

そして今日、「ティールーム101」を初訪問。

マダムもホナミさんのことは覚えていて、彼女が自宅を新築したことまで覚えていた。

マダムとお茶について相談し、ポートランドブレックファーストを注文した。

シフォンケーキはマロン。

私は抹茶と生菓子。

和菓子屋「清野」から仕入れたもの。マダムと「清野」の女店主さんとは中学の同級生なのだ。

マダムとだけでなく、たまたま居合わせてお客さんたちともホナミさんはおしゃべりを楽しんだ。本門寺でお祈りした効果が早くも出ましたね(笑)。こういう隠れ家的カフェではこういう会話が楽しめるのがいいですね。

店をでるとき、マダムに写真を撮っていただいた。

彼女を蒲田駅の改札に見送る。時刻は3時半。今日は寒い中、お付き合いいただいてありがとう。次は花の季節に。

夕食は湯豆腐(タラちり)。

食事をしながら『どうする家康』をリアルタイムで観る。「関が原の戦い」の回だったが、なんだか、スケールが小さい感じがした。あっという間にケリがついていまった。

今日撮った写真の整理。

レビューシートのチェック。

風呂から出て、今日の日記を付ける。

2時、就寝。