シコシコと

2010-04-17 16:06:30 | インポート

最近、中古(殆どボロ)のノミを手に入れた。

刃は欠けとるし、研ぎ癖がついて丸うもなっとる。欠けたやつや丸うなったやつをグラインダーで大まかに研いでから砥石で仕上げるんやけど、わがで研いでもあんじょうよう研がんけど、取りあえずは挑戦することに・・
中でもいっちゃん幅広のこいつは、柄が割れて裏切れになっとるし、難儀した。
まず、柄を探しにホームセンター回りをした。せやけど、売ってるとこがあらへん。ようよう見つけたやつかて、ちっこいし、でらいやつはお取り寄せもでけへんらしい。うちのは、口金の先が20Φもある。ネット上やったらあるねんけど、本体より送料の方が高いし、難儀なこっちゃ。
だめ元で、日本橋の五階百貨店をうろついたら、道具屋が1軒だけあって店の奥からゴソゴソ出してきてくれた。
店には、本職風の常連さんがいてて、横からちゃちゃ入れてきよって「今やったら1,000円はするで」いらんことゆいよるし、高い値段で買わされるとこやった。
そんでも、このおっさんに柄の入れ方を教えてもろた。
1 はかま(口金のこと)を叩いて、先を抜く
2 さらのはかまと刃が一番馴据わりのえぇとこを探して、印をつける
3 その印に合わせて柄の穴を四角にやする
4 中子が5~6分入るようになったら、柄にかち込む
とのことらしい。
後は、裏切れを修正するんやけど、
1 裏切れ部分を重点に、しのぎ面(刃の表)の刃先から2/3当たりをげんのうで裏打ちをする
2 金盤を使て裏押しをする
ほんで、砥石で刃を付けるんやけど、あんじょうおんなし角度で刃をよう保持せんよってん、こんな道具を使て研ぎますねん。
研いでるうちに、せっかく出した刃先が1mmもないようになりよった。
こんで完成