錆と腐ったガソリンの固まりが次から次えと出てきよる、タンクをほっといてキャブを外すことにした。
キャブを点検した後は、いっぺんエンジンをかけてみるつもりや。
先ずは、エアクリボックスを。
うちのP50についとるやつは、純正とは違て2輪用のようや。
M8ナット2個でキャブ本体に留まっとる。はずやけど、ナットを外しても取れへん。パッキンらしきもんが入っとてひっついとるみたいや。
無理から引っ張って外した。見えたキャブのボアを測ってみたら、19mmやった。純正よりげらいんか?
スロットルバルブの蓋を外してびっくり!今どきの高性能キャブのFCRやTMRとおんなしフラットバルブや。ホ~。
国産車やったら、アジャスターごと外さんなあかんとこやけど、ワイヤーのタイコがちっこて抜けよった。左っぺらがチョークで右っぺらがアクセルワイヤー。
鶴の首みたいにクソ長いインマニには、M8ロングナットみたいなボルトでクランプされとる。こいつを緩めて燃料ホースを引っこ抜いたらえぇだけ。
キャブは、オイルと砂まみれやさかい、あらかた外側を掃除した。へてから、いよいよフロート室を開けることに。タンク内のガソリンの状態を考えたら、ごつう心配や。
開けたら、
あんじょう中からプリンのキャラメルシロップみたいなガソリンが溢れてきよった。
フィルターの中なんか生チョコを詰めたようや。バレンタインにチョコもらわんと、こんなチョコはいやや!
クリーナーであらかた掃除した。幸いなことにガソリンやエアの通路までは詰まってへんみたい。
最終的な掃除は、ちまちまほじっるか、ケミカルに頼るかこれから考えることにしょ。