The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

グラナダ版『海軍条約事件』: (3)

2018-01-28 |  ∟グラナダ版SH
グラナダ版 ”The Naval Treaty” (3)

The Adventure of Sherlock Holmes S01E03
(1984年放送)


・・・・続き : その(3)です



再びフェルプスの屋敷に戻ったホームズとワトソン。
 ここなんです! 珍しいアイボリー? オフホワイト?の麻の三つ揃えのスーツのホームズは
これが初めてでしょうね。 何と麗しいのでしょう! そして、帽子も淡い色、靴もライトブラウン、
手袋迄カラーを合わせてあるんです。 これは特に正典とは係わりなく 撮影時がとても暑かった
から・・・と云われています)


体調を回復したフェルプス、アニーの兄ジョセフ等と共に屋敷の周囲を調査するホームズですが、
1人アニーの元に戻り指示を出します。
今日はこの部屋から出ない様に。寝室に戻る時は施錠し、鍵は保管する事。そしてこの事を内密
にする様にと。

そして、確認したい事があるので フェルプスにはロンドンに同行する様にと指示します。
3人は馬車で屋敷を出発ます。

ワトソンには、フェルプスをベーカー街に案内し、ホームズが戻るまで付き添う様にと云い、途中
でホームズは馬車を離れます。

ホームズは犯人を夜まで待ち伏せする計画の様で、それまでの間しばしの休憩をとります。
 このシーンもジェレミーファン垂涎の良く知られたシーンで、周囲の美しい緑と相まった
ジェレミーの寝姿が一幅の絵の様です。 眼福その2)←何度も載せる画像で・・・。





厩舎で藁の中で休んだりしながら夜を待つと、ホームズの予期した様にフェルプスの部屋の窓の
外に怪しい人影が近づきます。

翌朝のベーカー街221B。

疲れ切った様子のホームズが戻って来ます。 手には包帯が(ワトソンが怪我を心配します)


何があったのか直ぐに聞かせてくれと言うワトソンに、先ずは食事にしようとテーブルに座るホー
ムズがフェルプスにも朝食を勧めます。


ハドソンさんの用意した朝食を、「スコットランド風の朝食にしては良い出来だ」と(褒めてる
のかけなしているのか(笑)

食欲が無いからと辞退するフェルプスに、怪我をしている手を見せながら自分の為に手伝って欲
しいと頼むホームズに、渋々蓋を取るとお皿の上には条約書が!


信じられない様子のフェルプスは やがて余りの嬉しさ爆発でピョンピョン羽跳びながら喜ぶ様子
を微笑みながら眺めるホームズ達の笑顔が良いのです。

(事前にハドソンさんの協力を得て お皿に条約書を忍ばせていたんですね)

そして、ホームズは、
”Ah, there, there, there, it really was too bad of me to spring it on you lake that, but
Watson here will tell you that I never can resist a touch of the dramatic
『驚かせて本当に悪かった。でもここに居るワトソンは知っているが私は芝居がかった事が大好き
でね』と云います。
 この”I never can resist a touch of the dramatic” も良く知られたホームズ語録の1つです。
そして、BBC版のシャーロックでは S3E3 ”His Last Vow” と S4E1 ”The Six Thatchers”
にも引用されています)

そして、協力してくれたハドソンさんに、「ハドソンさん、ありがとう」と云いながら、スーツの
襟に付けていた花を差し出します。 ちょっと膝を折って花を受け取るハドソンさんも嬉しそう。
(このシーン大好きです。ホームズの優しさが紳士だし、ハドソンさんが可愛いんです)


↑ 別人の様なフェルプス君の嬉しそうな顔ったら。


そして、どの様にして文書を見つけたかの経緯を説明するホームズです。




・・・・・to be continued です。




← グラナダ版『海軍条約事件』: (2)
→ グラナダ版『海軍条約事件』: (4)

● 『グラナダ版シャーロック・ホームズ』 : Index



2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ステキです~! (Misty)
2018-01-28 17:20:34
こんにちは。
イギリスらしい景色の中でまどろむジェレミーホームズ、本当にステキですね~美しいです!ホレボレ…このエピソード、まだ見てないですが、確か録画してあったはずなので、見てみます。(動機不純?)

A touch of dramatic は、ここからの引用だったんですね。原作でもきっと見たんだろうけど、すっかり忘れてました。それにしても、ホームズの粋な計らい、いいですね~天才探偵というだけじゃなく、こういうオチャメなところも魅力です。そして、ジェレミーホームズはハドソンさんに対しても紳士ですね。お礼に花を…なんて~ステキすぎます。そして、ワトソンは自分のことをよくわかっていると、何かにつけてアピールしちゃうし…ワトソンも嬉しいだろうけど、私も何だか嬉しくなっちゃいます。
>ステキです~! (Yam Yam)
2018-01-28 21:12:52
Mistyさん、こんばんは。
ね~、ホレボレでしょ? このエピソードはジェレミーの麗しさ満開で それが載せたくて今回採り
上げたんですもん(ワタクシも動機不純)。 Misytさんも録画なさってあるなら是非是非優先的に
ご覧になった下さいね(無理強い)

このエピソードの良さって、勿論第一はジェレミーの麗しさなんですけど、ハドソンさんやワトソン
との関係を見るのも楽しいんです。こういう関係、距離間って良いな~(とツクヅク思う)。
ホノボノだし、ホームズの普段見られない優しさとか紳士らしさも見られるし・・・・。
あ、いやいや、改めて見ると謎解きとしてもホームズらしくて とても面白い作品だと思いました。
良いですね、こういう展開を見ると”シャーロック・ホームズ”の良さを改めて感じさせられます。
ワトソン君も張り切って嬉しそうだし。こうでなくっちゃね。 グラナダ版の素晴らしさを感じます。
兎に角、後のエピソードと違う柔らかなホームズ、是非ご覧になって頂きたいですぅ~!

コメントを投稿