― ジェレミー・ブレットとシャーロック・ホームズ ―

以前から折に触れて何度か書いていたのですが、グラナダ版に触れる機会も増えて
来るにつれ ジェレミーの事が蘇る事が増えてきます。
長年多くの場所に膨大な記事が出ていますが、この際大雑把ではありますが再度
ジェレミーに触れてみようと思います。
数多くの舞台、映画出演をしましたが 1984年からグラナダTVにより制作された
「シャーロック・ホームズ」シリーズによりホームズ役としての不動の位置を保ち
続けました。
没後15年以上経った今も世界中でグラナダ版は繰り返し放映され 未だに熱烈な
ジェレミーファンが非常に多いんです。
BBC版「SHERLOCK」が熱狂的に支持されて以来、又新たな視点で観直され、新たに
のめり込んだファンも多いと聞きます。
個人的にも随分前からTV放映を観続けていたのですが、最近も何度目になるか
分かりませんが回顧で再び観直し楽しんでいる状態です。
ジェレミーに関して詳細はウィキぺディアで確認できますので、以下概略だけ書き
だしました。
本名は: Peter Jeremy William Huggins
1933年11月3日生まれ
1995年9月12日死去(享年61歳)心不全により
映画に関しては、「戦争と平和」で映画デビュー、「マイ・フェア・レディー」が
忘れられません。 前にも書きましたね。 でも美しかったんですよ~!
(そう言えば 両作品ともにオードリー・ヘップバーンと共演だったんだ・・・
オードリーも大好きでした)。
尤も、グラナダ版を見始めて大分たってから、あ、あの時の,あの人だったんだ~と
気付いたのではありますが(汗)
で、又画像再登場しました。 だってホントに美しいんですもん。(ひつこい!)

その後、"007” のボンド役のオーディションを受けたが、ジョージ・レイゼンビー
に決まって、ボンド役は逸しました・・・ 私見ですが、ジェレミーはボンドとは
チョット違うと思うんです。 繊細過ぎると云うか、品が有り過ぎると云うか(いや、
他の人が粗野だとか言っているんじゃありませんですよ、グダグダ言い訳)
やらなくて良かったとは思うものの、チョット見てみたかったかなぁ~。
グラナダ版「シャーロック・ホームズ」は1984年記念すべき第一作”A Scandal of Bohemia”
「ボヘミアの醜聞」を皮切りに1994年 “Cardboard Box” 「ボール箱」迄41エピソード
制作されました。
エピソードリストは下記拙ブログに書き置きましたので宜しければご参照くださいませ。
↓
http://blog.goo.ne.jp/ocicat0306/m/201510
ジェレミー・ブレットが演じるホームズは正典のホームズ像に最も近いイメージである
はまり役で史上最高、ホームズそのものという評価を得ています。
1982年にグラナダTVからホームズ役の打診を受けた際 これまでにない最高のホームズを
演じる事を決意し、ホームズのみならず作者であるアーサー・コナン・ドイルについての
研究にも心血を注ぎ、ホームズの仕草や習慣について研究したそうです。
サー・アーサー・コナン・ドイルの二女であるデイム・ジーン・コナン・ドイルとも親交
があった様で、ジェレミーの大切にしていたという彼女からの手紙には 「貴方は私の
子供時代に想像したシャーロック・ホームズそのものだわ」と書かれているとの事です。
↓ デイム・ジーン・コナン・ドイルとのツーショットです。

だが、「ホームズを長期にわたって演じると その役柄に魂を奪われてしまい自我を喪失
してしまう」と恐れる役者も居る」といわれる様に ジェレミーのホームズに掛ける情熱
は執念とも感じられる様になっていきます。
そして、愛妻を(2番目の)を亡くし、自らも病(双極性障害と心臓障害)の薬の副作用、
その上の躁鬱病と闘病しながらの限界状態の中で最後のシリーズの撮影は続けられたのですが、
体調を気遣う周囲に対しては ”But, Darlings, The show must go on !”
”The Show Must Go On” はブロードウェイ等のショービジネスで使われる事があります。
(直訳では「ショーは続けなければならない」ですが、この場合「でもね、諸君、ここで止める訳
にはいかないんだよ」って事でしょうね。 )と言って 最後まで魂を込めた気迫ある演技を続
けたジェレミーのこの言葉には胸を打たれ(涙)、敬意を表さずにはいられません。(合掌)

↑ 左が第一作「ボヘミアの醜聞」、右が最終エピソード「ボール箱」のショットですが、流石に
病の色が垣間見えて胸が痛みます。 このエピソードの一年後に亡くなります。
舞台俳優でもあったジェレミーは 舞台での演技同様に「手の演技」が大切であると述べて
いた様ですが、確かにホームズの手の表情は豊かです。
その中で、有名な「尖塔のポーズ」”Pose of the steel” はジェレミーが映像的に確たる
ものにした姿の1つで、その後のベネディクト、ロバート・ダウニー・Jr.にも踏襲されています。


↑ このコラージュ画像は大分前にも載せましたが、好きなもんで・・・・
又、ホームズの表情も独特で、時に「猛禽類の様に」と評されていますが、ベネディクトが
ジェレミー/ホームズの表情の顔真似をしている面白い画像がありました。

ジェレミー/ホームズの表情が鷹からフクロウに代わり、又鷹に戻る・・・・と云う顔真似です。
元記事とGifはこちらです。
↓
http://enigmaticpenguinofdeath.tumblr.com/post/73209208647/benedict-in-the-recent-bbc-timeshift-documentary
ベネディクトも子供の頃からジェレミーのホームズを見ていたというし、多分シャーロックを
演じる際も参考にしたのでは無いかと推察されるし、身体の中に染み込んでいるんですね。
それにしても、顔真似得意な人です(笑)
ジェレミーの体調、ホームズに対する意気込み、最後までホームズで有り続けた役者人生の集大成
として 改めて「グラナダ版」を観直すと違った想いを抱くことになるかも知れません。
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
所で、先日「SHERLOCK 」 S4E1にアンドリュー・ボーンがジェイク・サンフォード役で参加する
という記事がありました。 (アンドリュー・ボーンさん、知らないんですけど・・・)

「ジェイク・サンフォード」と云えば、”The Six Napoleons” 「6つのナポレオン」の登場人物
ですが、「6つのナポレオン」のモチーフが使われるのか、はたまた名前だけの引用なのか・・・・
兎に角、又もや妄想が膨らみました。

以前から折に触れて何度か書いていたのですが、グラナダ版に触れる機会も増えて
来るにつれ ジェレミーの事が蘇る事が増えてきます。
長年多くの場所に膨大な記事が出ていますが、この際大雑把ではありますが再度
ジェレミーに触れてみようと思います。
数多くの舞台、映画出演をしましたが 1984年からグラナダTVにより制作された
「シャーロック・ホームズ」シリーズによりホームズ役としての不動の位置を保ち
続けました。
没後15年以上経った今も世界中でグラナダ版は繰り返し放映され 未だに熱烈な
ジェレミーファンが非常に多いんです。
BBC版「SHERLOCK」が熱狂的に支持されて以来、又新たな視点で観直され、新たに
のめり込んだファンも多いと聞きます。
個人的にも随分前からTV放映を観続けていたのですが、最近も何度目になるか
分かりませんが回顧で再び観直し楽しんでいる状態です。
ジェレミーに関して詳細はウィキぺディアで確認できますので、以下概略だけ書き
だしました。
本名は: Peter Jeremy William Huggins
1933年11月3日生まれ
1995年9月12日死去(享年61歳)心不全により
映画に関しては、「戦争と平和」で映画デビュー、「マイ・フェア・レディー」が
忘れられません。 前にも書きましたね。 でも美しかったんですよ~!
(そう言えば 両作品ともにオードリー・ヘップバーンと共演だったんだ・・・
オードリーも大好きでした)。
尤も、グラナダ版を見始めて大分たってから、あ、あの時の,あの人だったんだ~と
気付いたのではありますが(汗)
で、又画像再登場しました。 だってホントに美しいんですもん。(ひつこい!)


その後、"007” のボンド役のオーディションを受けたが、ジョージ・レイゼンビー
に決まって、ボンド役は逸しました・・・ 私見ですが、ジェレミーはボンドとは
チョット違うと思うんです。 繊細過ぎると云うか、品が有り過ぎると云うか(いや、
他の人が粗野だとか言っているんじゃありませんですよ、グダグダ言い訳)
やらなくて良かったとは思うものの、チョット見てみたかったかなぁ~。
グラナダ版「シャーロック・ホームズ」は1984年記念すべき第一作”A Scandal of Bohemia”
「ボヘミアの醜聞」を皮切りに1994年 “Cardboard Box” 「ボール箱」迄41エピソード
制作されました。
エピソードリストは下記拙ブログに書き置きましたので宜しければご参照くださいませ。
↓
http://blog.goo.ne.jp/ocicat0306/m/201510
ジェレミー・ブレットが演じるホームズは正典のホームズ像に最も近いイメージである
はまり役で史上最高、ホームズそのものという評価を得ています。
1982年にグラナダTVからホームズ役の打診を受けた際 これまでにない最高のホームズを
演じる事を決意し、ホームズのみならず作者であるアーサー・コナン・ドイルについての
研究にも心血を注ぎ、ホームズの仕草や習慣について研究したそうです。
サー・アーサー・コナン・ドイルの二女であるデイム・ジーン・コナン・ドイルとも親交
があった様で、ジェレミーの大切にしていたという彼女からの手紙には 「貴方は私の
子供時代に想像したシャーロック・ホームズそのものだわ」と書かれているとの事です。
↓ デイム・ジーン・コナン・ドイルとのツーショットです。

だが、「ホームズを長期にわたって演じると その役柄に魂を奪われてしまい自我を喪失
してしまう」と恐れる役者も居る」といわれる様に ジェレミーのホームズに掛ける情熱
は執念とも感じられる様になっていきます。
そして、愛妻を(2番目の)を亡くし、自らも病(双極性障害と心臓障害)の薬の副作用、
その上の躁鬱病と闘病しながらの限界状態の中で最後のシリーズの撮影は続けられたのですが、
体調を気遣う周囲に対しては ”But, Darlings, The show must go on !”
”The Show Must Go On” はブロードウェイ等のショービジネスで使われる事があります。
(直訳では「ショーは続けなければならない」ですが、この場合「でもね、諸君、ここで止める訳
にはいかないんだよ」って事でしょうね。 )と言って 最後まで魂を込めた気迫ある演技を続
けたジェレミーのこの言葉には胸を打たれ(涙)、敬意を表さずにはいられません。(合掌)


↑ 左が第一作「ボヘミアの醜聞」、右が最終エピソード「ボール箱」のショットですが、流石に
病の色が垣間見えて胸が痛みます。 このエピソードの一年後に亡くなります。
舞台俳優でもあったジェレミーは 舞台での演技同様に「手の演技」が大切であると述べて
いた様ですが、確かにホームズの手の表情は豊かです。
その中で、有名な「尖塔のポーズ」”Pose of the steel” はジェレミーが映像的に確たる
ものにした姿の1つで、その後のベネディクト、ロバート・ダウニー・Jr.にも踏襲されています。


↑ このコラージュ画像は大分前にも載せましたが、好きなもんで・・・・
又、ホームズの表情も独特で、時に「猛禽類の様に」と評されていますが、ベネディクトが
ジェレミー/ホームズの表情の顔真似をしている面白い画像がありました。

ジェレミー/ホームズの表情が鷹からフクロウに代わり、又鷹に戻る・・・・と云う顔真似です。
元記事とGifはこちらです。
↓
http://enigmaticpenguinofdeath.tumblr.com/post/73209208647/benedict-in-the-recent-bbc-timeshift-documentary
ベネディクトも子供の頃からジェレミーのホームズを見ていたというし、多分シャーロックを
演じる際も参考にしたのでは無いかと推察されるし、身体の中に染み込んでいるんですね。
それにしても、顔真似得意な人です(笑)
ジェレミーの体調、ホームズに対する意気込み、最後までホームズで有り続けた役者人生の集大成
として 改めて「グラナダ版」を観直すと違った想いを抱くことになるかも知れません。
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
所で、先日「SHERLOCK 」 S4E1にアンドリュー・ボーンがジェイク・サンフォード役で参加する
という記事がありました。 (アンドリュー・ボーンさん、知らないんですけど・・・)

「ジェイク・サンフォード」と云えば、”The Six Napoleons” 「6つのナポレオン」の登場人物
ですが、「6つのナポレオン」のモチーフが使われるのか、はたまた名前だけの引用なのか・・・・
兎に角、又もや妄想が膨らみました。