LCAC揚陸艇 アンコール5

2つの揚陸艇による、海上走行の展示です。後方に見える艦は呉地方隊の旗艦「ひえい」です。
おおすみ型を良く知らない方は空母？と感じたり言ったりしますが、あくまで輸送艦であって空母としての機能は低いのです。現に着艦可能なヘリポートも決まっていますし、甲板を自在に車輌や航空機が通過出来るような設計にはなっていません。機能だけでいえば「ひえい」の方が、ヘリコプター運用に特化された護衛艦と言えます。

この日、ひえいに乗艦出来た方は搭載ヘリの発着模擬展示を見られた様です。勿論飛び立ちませんし、プロペラも回しませんけどね
岩国基地で過去に、ヘリコプターによる操縦ミスで一般観客に被害が生じたためか、至近距離でのヘリコプター展示訓練は自重しているようです。

LCAC揚陸艇 アンコール4

回転も終わりに差し掛かり、通常通り前方へ向けて向きを合わせています。これだけ急激に回転を行うと、普通は平衡感覚と方位を失い易い物ですが、やはり訓練度の高さでカバーしているのが良く分かります。
この揚陸艇は、嘗ての阪神大震災などで補給物資の陸揚げに困った経験も生かされており、砂浜さえあれば人員と補給物資を搭載して上陸が可能な訳です。

島国にはありがたい装備なのです。

LCAC揚陸艇 アンコール3

凄まじい轟音と飛沫を上げながら、その場で向きを変えている状態です。この日はさながら「コマのように」回転を行いました。操舵手の訓練度を知ることが出来ます。

LCAC揚陸艇 アンコール2

前回行われた2002年のシーページェントでは、海上発進を展示訓練として行いましたが、今回は海上発進は遠くで行ったようです。おおすみ型輸送艦は艦尾がハッチ状となっており、滑るように海上へ降り発進が可能です。

これは、戦車で言うところの「超信地旋回」に相当する機動展示を行う所です。キャビン後方に付いている「噴射ダクト」の向きにご注目ください。

LCAC揚陸艇 アンコール1

ぱぴおさんが、LCAC揚陸艇に「強い関心を持たれた」との事なので、アンコール特集をしまーす。

おおすみ型輸送艦に標準搭載されるホバークラフトですが、機動性能は比になりません。非常に高速で移動出来る上に、高くて安定した旋回能力を誇ります。
おおよそ1年に1回、海水浴場を利用して消防との連携訓練を行います。軍事目的だけではない自衛隊の働きを良く表していると思います。

幸か不幸か今日も晴れ！

東海から関東方面は台風7号が直撃コースで進行中なのですが、台風の雲は範囲が広いものの形状が崩れつつあるので、当初予想された大災害はなんとか免れそうですね。

広島県地方も、当初は台風による天候悪化が早くから予報されていましたが、コースが東寄りとなったため稍強い風が吹く程度で済みました。その代わりに昨夜から気温が下がらず「とっても蒸し暑い一夜となったのでした」。最低気温は26℃以上あったのですよ・・・まったく・・・

今日の暑くて参ったぞー写真はケープハイラックスなのです。岩狸目となっていますが（ってか、そのまんまな気が）パッと見ネズミやリスのデッカイヤツのような感じです。
日陰を巡っての競争も恒常的に起こっていますが、本当に安全な日陰を求めるコは
奥の岩山風休憩所へ行っていますね。手前に居るコは度胸がすわっていると言うか、「はぁどーでもえーわー」（もう、どうでもいいよ。の広島弁）って感じです

ネムネムポイント

毎日毎日暑いのです・・・水辺のユーラシアカワウソさんも、出番が多くなったなぁ明るくてもお気に入りのポイントで「ネムネム状態」なんですよ。もうね、オマエはネコですかぁと聞きたいような感じの寝かたですよ
人間は、フサフサしたものを触ることでリラックス出来るらしいと、最近の研究で解明されつつあります。触らなくても、目で見るだけで効果がある気もするんですよね。

呉シーページェント2005ギャラリー 12

艦橋部から、大麗女島と小麗女島（うるめ、と読みます）を見てみました。ここには海上保安大学がありまして、各種訓練を行って居る訳です。「海猿」のロケにも協力しています。
この島は、呉湾が望める所なら形状と名前で覚えやすいのです。でも、海側から見ることは船乗りでもやってなきゃ、なかなか有りませんので

いつもと逆の方向から見ると、階段などの設備が有ることを知ることが出来ます。オイラもこんな階段があるの知らなかったモン

呉シーページェント2005ギャラリー 11

護衛艦に乗ったときのお約束として、ブリッジ付近まで上がれた場合に「必ず」見て帰るのは「鐘」なんですよねぇ　これ見ないと、何か忘れたような気がしてｗ
でも「こんごう」の鐘は、普通刻まれている艦名の部分がメッチャ薄くなっているんですねぇ。以前の資料によると文字の判別は容易な綺麗さだったらしいので、年数による問題の様です。

呉シーページェント2005ギャラリー 10

海上を疾走中なのは、呉地方隊ならではのアイテム「LCACエアクッション揚陸艇」です。でっかくて運動性の高いホバークラフトですな。
ただ、コイツはかなりの距離があっても「ブィワァーン」との轟音がする訳です。跳ね上げるしぶきも結構な物で、目の前に上がってきた時などは多くの高級望遠レンズ装着者は「レンズをかばうようにして避ける」くらいなのです

速度もかなり出ますので、練習海域と訓練海域にて事前予告付きで出てくる事が多いですね。江田島にLCACの本拠地がありますので、島へ出かけることがある人は敷地を見た覚えがあるかもしれません。尚、敷地入り口には「強力に訓練されたワンコ」もお出迎えしてくれますのでウッカリ入ろう等と思いも・・・しないよね