ねこや雑記帳

一緒に暮らしている猫のこと、料理のこと、好きな音楽のことなど綴ります

My Funny Valentine

2010-02-11 14:13:07 | 聴く
朝から冷たい雨が降って寒いので、引きこもり。

ちょうど良い機会なのであれこれCD引っ張り出してバレンタインデー特集


リチャード・ロジャースが作曲した”My Funny Valentine"、
本当にたくさんのミュージシャンが演奏しています。

ミュージシャンはこの曲がそんなに好きなのか、
それとも聴く側に人気があるからこれほどたくさん録音があるのか・・・・?

レコードも含めて私の持っているアルバムの中からいくつか紹介します。


おそらくこれほど暗くてアグレッシブなMy Funny Valentine はないだろうと思われるのが
ビル・エバンスとギターのジム・ホールのデュオ、1962年の録音。

<Undercurrent>  

ず~んと気持ちが落ち込むような暗さがあるけれどこれは大好きなアルバム。



そしてこの曲はこの人に歌ってもらわなくちゃというのがチェット・ベイカー。

<Chet Baker Sings>  

中性的な声でふにゃふにゃした歌い方がなんとも魅力的。
チェット・ベイカーのトランペットも楽しめます。
1954年~1956年の録音。




<The Good Life> 

こちらはソニー・スティットとハンク・ジョーンズトリオのアルバム。
ドラムスのグラディ・テイトが深みがあって柔らかくて本当に素敵なヴォーカルを聞かせてくれます。
スティットの素晴しい演奏が聞けてとてつもなく豪華なおまけがついているみたいなアルバム。
これは1980年、東京で録音されたもの。


こちらも忘れちゃいけないマイルス・デイビス
<My Funny Valentine>と <Miles In Tokyo>

  


どちらも1964年のライブ。
テナーサックスが左がジョージ・コールマン、右がサム・リバース
あとは同じメンバー、ハービー・ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウイリアムスのリズムセクション。

マイルスのMy Funny Valentineはどちらもクールでかっこいい
でも実は<My Funny Valentine>の4曲目、All Bluesの方がずっと好きだったりします


以上、バレンタインデー特集でした