帰国 その2

2016-02-29 | リハビリ
最初の日にバスの中で、中国人ガイドが、中国に福祉はないといいました。私へのアピールなのかもしれませんが、庶民の生活を見た限り、ホントにないんだと思います。

前回も見ましたが、今回も車椅子を押して歩いている人を見ました。50代の男性が女性を乗せて、のんびり歩いていました。いつもいい雰囲気をだしていますね。

自分のためのバリアフリー、自分のためだけの福祉を、みんなのためだなんていっているよりは、ものすごくいいです。庶民みんなでさりげなく、カバーしているんだと思いました。

桂林の船の中で、高級?双眼鏡を使っていたら、別のグループのカメラマンに見たいといわれました。私の手の中の双眼鏡を、のぞこうとするので彼に手渡しました。ビックリしたみたいですが、使い方も教えてあげました。

それからはさりげなく、船の中の案内不足のところを、そっと日本語で説明してくれました。別グループなのにです。

今回もですが、背骨の金具が、中国のセキュリティに引っかかりました。中国のセキュリティはものすごく厳しいからです。もちろん上着を捲り上げて、背中の手術痕を見せました。以前も頭のいい若い女性でしたが、今回も頭のいい女性でした。言葉は要りませんでした。

本当に情熱があり、やる気があるのなら、日本のリハビリ科で、リハビリをするしかありません。明るく楽しいリハビリなんて、この世には完全にありません。明るく楽しいリハビリなんて言っているのは、ものすごくレベルが低いです。

最初の一歩から、まちがってるよ(笑)。

アメリカで、バスのなくなった夜道を、恐ろしさで泣きながら、電動車椅子で自宅に帰ったそうです。大学の同級生は、付き添わなかったんですかね。アメリカの福祉の現実です。

という事ではなく、みんな、危険でないのを知っているので、一人で帰したんですね(ホッ)。



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