私専用

2011-11-03 | リハビリ
在宅リハビリに限らず、治療、介護、回復期のリハビリなどすべてを、脊髄損傷を受け入れてくれた病院でおこなうことをお勧めしています。わたしは600Km離れた県立病院でしたので、自宅近くの労災病院に転院しました。通院に便利な大きな公立病院に転院をお願いしたら、通院に不便な労災病院を勧められました。労災を勧めていただいた医師(私はお会いしていない)に、感謝しています。今はバイクで通院しているので、信号がなければ5分程度、駐車料金はタダです。信号で止まっても五・六分程度です。

ほとんど病院の指示でやったリハビリですが、在宅での未練タラタラのリハビリを紹介してみます。在宅リハビリも、リハビリ科、泌尿器科の医師と一緒にやるのが基本です(キッパリ)。

まず、お互い人間ですので100パーセントはありません。入院している病院、在宅リハビリをしている病院とケンカをするより仲良くしたほうが、良い結果につながると思います。気が弱く無口な私ですが、我慢しきれないことは、はっきり言いました。ダメ元ですね。

在宅リハビリですが、頑張りませんでした。労災の医師が言ったことを納得しましたが、それはとても「無理」でしたので頑張りませんでした。それでも何年もリハビリをする覚悟でしたので、ボチボチやりました。プラモ作りですね。バイクの整備小屋がありましたので、密室で一人ぼっちで気楽にやっていました。タマに誰も持っていないようなバイクのパーツ、フレームなどを磨いたりしていました。

最初はプラモを通販で買いましたが、少しずつ店に買いに行くようにしました。気なりに体を動かすようにしましたが、毎日、体の変化は感じられませんでした。今思えば、積み重ねだったと思っています。

車の手動装置を使った操縦訓練、ジャイロの乗車、操縦訓練など全部イチからやらなければいけませんでした。貧乏性ですので、排泄訓練もかねてやりましたが一日があっという間でした。傍から見ると、何もしてないようにしか見えないと思っていました。チョッとつらいですね。

在宅で一番大事だと思ったのは、歩行訓練でした。以前も書きましたが、バランスとタイミングで歩いています。左右バラバラだった足の動きを、まとめるようにしました。もちろん頑張りませんでした。壁に手をつくひじを当てる、肩を当てるなど楽をしながらやりました。慣れると初めて自転車に乗るのと同じで、いつの間にか伝い歩きをしなくてよくなるのは、わかっていました。今でもつらいときや、長い距離を歩くときは手すりや、クラッチを使います。

私だけでしょうが、立って歩いても脊髄損傷は、回復はしません。

そろそろクリスマスお正月です。夜の街が、私を待っているような気がします。病院のリハビリは、リーズナブルでした。
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