ウソ

2009-02-25 | 日記
一般病棟最後の部屋はナースステーションから一番離れた部屋でした。入院から2週間ぐらいたっていたと思いますが、担当医師より病状の説明がはじめてありました。レントゲン写真を見せられて、「神経はなるべく傷つけないようにしました」という説明です。グチャグチャの腰椎がハシゴ状の金属で固定されていました。

県立病院では、1回も「一生車椅子」とは言われませんでした。

回診とは別に部長先生が若い医師数名をつれて問診に来ました。足を触って「これわかるか」と2,3回聞きました。「ワカリます」と返事をしました。少し時間がありそのまま全員出て行きました。多分黙って、足を「つねった」と思いました。リハビリをしたいため聞かれると「ワカル」とウソを言っていました。若いお医者さんたち、病状を重く言う「ウソ」以外に、病状を軽く言う「ウソ」も勉強できたと思います。

隣のベッドの人が1階のリハビリ室のほかに、もうひとつリハビリ室があるというので付き添いに内偵させました。報告によると「回復期リハビリ病棟」で評判がいいと言うことでした。早速担当医師にそこでのリハビリを希望しました。案外早く「うん、いいよ」と返事をもらいました。待っている人もいるとも聞いていたので意外でした。「こりゃ失敗したかな」と不謹慎なことを思ってしまいました。

回復期リハビリ病棟(ゴウヨン病棟と呼称されていた)ここで立って歩けるようになりました。

一般病棟はニイヨン病棟と呼称されていました。
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