バイオレットのお絵かき☆ダイアリー

折々に描いた俳画や水彩画を展示して、勉強の励みになれば…
そんな想いで、また新たな出発です。

あれから1年

2006-04-24 18:19:49 | Weblog
JR福知山線の脱線事故から明日で1年になりますね。
今でも、くの字に曲がった車両が目に浮かびます。
最初は誰もが、あれが1両目だと思ったことでしょう。
実はあれが2両目で、1両目の車両があのマンションの中に突っ込んでいたなんて・・・
本当に想像を絶する最悪の事故となりました。
107人の尊い命が失われ、500人以上の方が怪我をされたと聞きます。

去年の4月25日は、忘れもしない「全員集合の日」でした。
つまり、大学時代の仲良し4人組が久し振りに梅田でデートした日。
あの日、私は10時半頃の電車に乗りました。
偶然1両目に乗ったのですが、近くで、「ここは危ないかもしれない。」というような
ことを言っておられる人があったので、「どうして?」って思ったものです。
その人は、9時過ぎに起こった事故のことをすでにご存知だったのでしょう。

私が最初に事故のことを知ったのは、立ち寄った梅田の画材屋さんの店内でした。
たぶんラジオの放送だと思いますが、事故のことをけたたましく伝えていました。
「JRの尼崎の方で、何か大きな脱線事故があったようですよ。どうぞ気をつけてお帰りくださいね。」
と、そのお店の店員さんが親切に私に声をかけてくれました。
その時の私は、あんな大惨事になっているなんて、想像もせず、
久し振りに会う友達とのミーティングのことで、頭がいっぱいで、
喜び勇んで、待ち合わせの場所へと向かったのでした。

今日もテレビで、目を覆いたくなるようなあの事故の現場の様子が映し出されています。
そのたびに1年前の楽しかった全員集合のことが思い出され、私自身、
一種の罪悪感みたいものが心をよぎってしまいます。
犠牲となられた方のご遺族と、今も後遺症に悩まされている方たちの生活は、
あの日を境にして、きっと一変してしまったことでしょう。
改めて亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りしたいと思います。合掌
コメント (1)
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