バイオレットのお絵かき☆ダイアリー

折々に描いた俳画や水彩画を展示して、勉強の励みになれば…
そんな想いで、また新たな出発です。

ヘルパーさんの思い出

2006-04-23 09:27:42 | Weblog
介護保険制度が確立して取り入れられた頃、我が家でもちょうど母の介護を
必要とするようになりました。

そこで、ヘルパーさんに来て頂いて、入浴介助などをお願いしました。
何人かのヘルパーさんが交代で来られたりしましたが、
そのうちのお一人のことが、今でも時々思い出されます。

その方、Yさんは障害のある息子さんがおられ、施設に預かってもらっていて、
時々おうちに一時帰宅されるとか、おっしゃってました。
ご自身でもそのようなお子さんがおられ、更にお仕事でも
色々な体の不自由なお年寄りのお世話をされて、精神的にも、体力的にも
さぞ大変だろうな~・・・
きっと色々なストレスを抱えておられることだろう・・・なんて
私、勝手に同情したりしました。

でも、Yさんはいつも明るくテキパキとお仕事をこなしておられ、
それはYさんには精神的にストレスを発散できるものがあったから・・・
ということを知りました。

実はYさん、GLAY というグループの大ファンだったのです。
当時、私は母の介護に追われ、流行っている曲などとは
全く無縁の生活をしてましたから、GLAYの曲など、
ほとんどと言っていいくらい無知状態!

そうしたら、Yさん、テープにダビングしてきて下さったのです。
Yさんによると、仕事をしながら、ラジオを聴いていたところ、
流れてきた GLAY の曲に、なにか心にピーンとくるものがあったそうです。
それ以来、GLAY のファンになって、ライブコンサートにもよく行かれるとか・・・
アツク語っておられました。

中でも、強烈な印象で私の中に残っているのは・・・
暗がりの中で、GLAYの曲を聴く時、彼らの熱気をもっと感じたくて、
スピーカーに手を当てるのだということ。
指に伝わる、そのかすかなバイブレーションさえも・・・
と、私までちょっと熱くなったのを覚えています。
こういう感覚って、タカラヅカの追っかけしてた私には、何となく理解できるんですよねえ。

というようなことで、Yさんのストレス解消と明日への希望は GLAY だったのです。
人間、夢中になれる何かを持つことが、如何に大事かということですね。
今日は久し振りにYさんから頂いたGLAYのテープを聴いてみようっと!
コメント (2)
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