
TBSのドラマ「JIN-仁-」が、視聴率17%台を維持して好調のようだ。その理由はわからないが、僕個人としては、中谷美紀扮する花魁・野風が出始めてから、一気にドラマに厚みが増したような気がする。江戸時代と現代に生きる女性二役を演じているが、「SAYURI」的なサイドストーリーもあり、今後、主人公の南方仁に、どう絡んでいくのか楽しみだ。それにしても、中谷美紀の存在感が、最近とみに増してきたように思う。この7、8年に見た彼女の出演映画をあげてみると「壬生義士伝」「雨鱒の川」「約三十の嘘」「ホテルビーナス」「電車男」「あかね空」「7月24日通りのクリスマス」「嫌われ松子の一生」「シルク」「自虐の詩」と、映画の出来はともかく、彼女の演技に関してはハズレがない、と思う。また、テレビドラマでも最近、白洲正子を演じたり、最新の映画「ゼロの焦点」の公開も控えている。まさに絶好調といった様子なのだ。そうした自信が花魁・野風の演技にも滲み出ていて、廓の中で、あたりを睥睨する眼力はたいしたものだ。今後がますます楽しみな女優さんだ。
彼女の作品はあまり見たことがないのですが、NHKの白洲正子での洋行帰りハイカラな女性、そして晩年の女流作家の風貌はよかったですね。
少し前に映画館で“力道山”を観ましたが、どこまでも夫に仕えようとするけなげな姿が印象に残っています。
見たものの数は少ないですが、中谷美紀の女優としての幅のようなものを感じます。確かポップスかロック系の歌も唄えますよね。
お詳しいですね。
デビューしてしばらくは歌手なのか、グラビアアイドルなのか、はたまた女優なのか、よくわからない時期がありましたね。
結局、女優で才能が開花したわけですが、歌も本気でやれば柴咲コウよりうまいかもしれませんよ(笑)
歌手としては、どうもきらめきを感じられませんでしたが
女優としては、貫禄がついてきましたね。
最初に彼女を知ったのは、日本石油のCMです。
何人かと一緒に歌って踊っていたのですが
彼女一人だけにスポットライトが当たっているかのような
存在感に、「この子は誰?」と思ったものでした。
きっと、この子は活躍するだろうと楽しみにしていました。
白洲正子がとても好きで、彼女をどう演じるかも注目しておりましたが
期待を裏切らないいい演技だったように思います。
そして、今回のこのドラマでもいい味を出していますね。