前IOC会長のジャック・ロゲさんが「TOKYO!」と発表したあの日からやがて5年が経とうとしている。そして本番まで2年を切った。この5年の間、実にいろんな問題が起きた。新国立競技場建設問題、大会エンブレムの問題、種目別競技場の割り振りや費用負担の問題、そして今頃になって暑さ対策の問題、さらには競技団体の不祥事の続出等々。よくまぁ次から次へと問題が噴出するものだ。招致プレゼンテーションの美辞麗句が恥ずかしいくらいだ。とは言っても今さら返上するわけにもいかないので、残された短い期間、前の1964年東京五輪にひけをとらないような立派な大会になるよう全力を注いで準備してもらいたいものだ。
1964年の東京五輪の時、僕は東京で大学の1年目。水泳競技会場となった代々木体育館や千駄ヶ谷の東京体育館のアルバイトスタッフをやったり、各国選手の練習を見学したり、競技を観戦したりして、まさにオリンピック騒動の渦中にいた。大会期間中は多くの外国の選手や役員、海外から観に来た旅行者などと接する機会があったが、概して外国の人々の日本人を観る眼は暖かく優しかった。敗戦で廃墟と化した東京が、それから20年も経たないうちにオリンピックをやろうというのだから、それは応援しようという気にもなったのだろう。オリンピックの成功は明らかに当時の日本人の自信となった。経済的・物質的な面よりも、そうした精神的な面が最大の成果だったのではないかと思う。
今度の2020年は、はたしてどんな大会になるのだろうか。そしてそれは日本人のソノサキにどんな影響をもたらすのだろうか。
前のオリンピックのあの国民的盛り上がりと今回は全く異質なものでしょうね!
久米宏氏はラジオでオリンピック反対を声高にに叫んでいるようだし、小池都知事こそ最近はおとなしいものですが、マラソンでサマータイム論議なんて唐突ですよね!
日本人のソノサキですね!
日本もトランプ流の打ち上げ花火ショーみたいな軽~い言葉が大流行の世界になんてなって欲しくないですよね。
そうか!オリンピックの後、万博開催もやったとしたら後は冬の時代が来るのが相場な気がします。
それなりの経済効果はあるかもしれませんが、精神性が伴っていないので、後々、結局あの大会は何だったの?となりそうな…(笑)
思いつきでサマータイムなどをやっても、多くの国民が迷惑を被るだけだと思います。選手に協力してもらって未明のオリンピックにするしかないと思います。
ソノサキの反動が怖いような気がしてなりません。