徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

七夕に

2024-07-06 22:44:01 | 季節
 天の川 紅葉を橋に わたせばや たなばたつめの 秋をしも待つ(古今和歌集・詠み人しらず)
 ▼訳
 天の川に紅葉の葉が散ったのを水に浮かべて、橋のように渡すからなのだろうか、
 おり姫は恋人の訪れるという秋をひとしお待っていることよ。(古語辞典より)

 明日は「七夕」。これから猛暑のピークが来るというのに「七夕」は秋の季語。これはもともと旧暦7月7日の節句だった名残り。今年に読み替えると8月10日だそうである。つまり立秋を過ぎているので秋の季語というわけ。
 下の端唄「もみじの橋」は上述の和歌をモチーフに織姫と彦星の天の川での七夕の逢瀬を唄ったもの。歌詞には深まりゆく秋の情景が唄われており、今日的には違和感も・・・