徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

オールドムービーのはなし。

2020-01-11 22:45:24 | 映画
 このブログを訪問していただいた方のなかに気になる名前のブログがあったので覗いてみた。「ミューズの声聞こゆ」さんというブログだった。記事の中にハリウッドの往年の人気女優エリノア・パーカーと、映画衣裳デザイナーの第一人者だったイーディス・ヘッドについて書かれた記事があった。どちらも故人だが懐かしい名前だ。その中にエリノア・パーカーが主演した1954年のパニック映画「黒い絨毯」のことが紹介されていた。この映画は僕が小学校低学年の頃、見て衝撃を受けた思い出の映画。ブログを始めて15年以上経つが、個人のブログでこの映画のことが書いてあるのを見たのは初めてだったので妙に嬉しかった。エリノア・パーカーの相手役を務めたのが、当時、新進気鋭の若手俳優だったチャールトン・ヘストン。「十戒」でモーゼ役を演じ、大スターの仲間入りをするのはその2年後のこと。エリノア・パーカーは「探偵物語」や「サウンド・オブ・ミュージック」など多くの名作・大作に出演し美人女優の誉れ高かった。

◇黒い絨毯(1954)
南米アマゾン川上流のジャングルを開拓したココア農園が「マラブンタ」と呼ばれる兵隊蟻の大群に襲われる。「地球最後の日」などで知られるジョージ・パルがバイロン・ハスキンと組んで作ったSFパニック映画。CGがまだ無かった時代に、兵隊蟻の恐怖をリアルに描いた特撮技術は素晴らしい。ちなみに邦題の「黒い絨氈」とは、黒い絨氈を敷き詰めたように蟻の大群が地面を覆い尽くすという意味。


エリノア・パーカーとチャールトン・ヘストン