徒然なか話

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正代関は「武蔵七党」の末裔?

2020-01-21 20:34:42 | 歴史
 熊本出身力士の正代関の今場所の活躍は目を瞠るほどだ。もともと地力のある力士とはいわれていたが、迫力のない立ち合いに、相手にいいようにつけこまれていた感がある。今場所の活躍をきっかけにブレイクしてほしいものだ。
 その正代関は、鎌倉時代中期に武勲を挙げ、肥後国玉名郡野原荘(現在の熊本県荒尾市周辺)の地頭職となった小代氏の子孫ではないかという説がある。
 小代氏は武蔵國小代郷、今の埼玉県東松山市正代の出身で、平安時代後期から鎌倉時代・室町時代にかけて、武蔵国およびその周辺諸国にまで勢力を伸ばしていた「武蔵七党」の一つ、児玉党の構成氏族である。正代関には面白いファミリーヒストリーが埋もれているかもしれない。
 かくいうわが家もどうやら中世に武蔵国からやってきた一族らしい。ひょっとしたら、小代氏に付き従って肥後へやって来たのかも。