今日2月20日は、慶長12年(1607)に江戸城で「かぶき踊り」が初めて演じられた日です。日本の代表的な伝統芸能の一つ「歌舞伎」は、出雲の巫女であった国と名のる女芸能者による「かぶき踊り」から始まったとされています。慶長8年(1603)に京の都で始まった「かぶき踊り」が、初めて江戸に下り、お目見えしたのが今日というわけです。江戸時代初期に書かれた史書「当代記」には、巻四の慶長12年2月の出来事の中に「廿日、國と云かふき女、於江戸にをとる、先度の能のありつる場にて勧進をす、」と記述されています。この1週間前に観世金春の勧進能が、江戸城本丸と西の丸の間に設えられた舞台で行なわれており、「かぶき踊り」も同じ舞台で行なわれたことがわかります。しかし、その時の演目など具体的な内容はわかっていません。
それから17年後の寛永元年(1624)、猿若(中村)勘三郎が中橋(現在の日本橋と京橋の中間)に猿若座の小屋を開き、江戸歌舞伎の歴史が始まるのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/02/0719623921d24b5e436a8508c6295e43.jpg)
15年前、歌舞伎発祥の年とされている慶長8年(1603)から400年を記念し、関西楽劇フェスティバル協議会が主体となって「阿国歌舞伎」の復元上演が京都で行われました。そのプロジェクトの中心メンバーでもあった歴史学者の笠谷和比古氏が、日経新聞に「阿国再臨 京の夜彩る」と題して寄稿した、阿国歌舞伎について分かりやすくまとめた解説をご紹介します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/bb/3c5c629fe0c776c83fc1a0c675e3267e.jpg)
それから17年後の寛永元年(1624)、猿若(中村)勘三郎が中橋(現在の日本橋と京橋の中間)に猿若座の小屋を開き、江戸歌舞伎の歴史が始まるのです。
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15年前、歌舞伎発祥の年とされている慶長8年(1603)から400年を記念し、関西楽劇フェスティバル協議会が主体となって「阿国歌舞伎」の復元上演が京都で行われました。そのプロジェクトの中心メンバーでもあった歴史学者の笠谷和比古氏が、日経新聞に「阿国再臨 京の夜彩る」と題して寄稿した、阿国歌舞伎について分かりやすくまとめた解説をご紹介します。
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▼阿国歌舞伎のかぶき踊り「茶屋遊び」の詞章(一部)
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