のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

品格

2024年05月09日 | 日記・エッセイ・コラム

 日々の糧をスーパーの半額セールに依存しているカン太君のおとっつぁんはこの連休連戦連敗で、その要因は観光客や帰省でこちらに来た人が増えた一時的な人口増だと分析市しています。確かに、これらの客を見越して定番ではない新たな弁当が出ておりましたが、割引時間帯までに売れてしまう。おとっつぁんのみならず、半額時間帯までうろうろしながらタイミングを待っている風体の怪しい「人間こうなっちゃおしまいだぜ」軍団も次々に敗北を余儀なくされていた。

 「何てぇのかね。配慮だよ。配慮がないんだよね。」そうね。経済学的にもカン太家のエンゲル係数膨らむばかりだもんね。就任直後に個人所得倍増だなんて言ってた岸田政権。海外に景気よくバラマキやって日本以外は個人所得上がったかもしれないけれど、こちらではのり弁などが値上がりしただけで恩恵はない。選挙で負け続けるのもわかるわ。

 半額総菜の勝負師として暗くなる頃になると活躍するカン太君のおとっつぁんが最近発見したのは酢飯の半額物。寿司コーナーで余った寿司用のご飯だけをパックに入れて閉店近くに売っているようですが、これが冷蔵庫に入れておけば硬くならずに日持ちする。運よく刺身やネギトロなどが半額で残っていれば海鮮丼やネギトロ丼もできる。レンジで温めると酢の香りがまたいいんだ!と耐久生活者の知見を語っておられました。

 なるほどね。酢飯か。横着な食事のバリエーションが増えそう。

 捨てる神あらば拾う神あり。山岳会の先輩から電動式のチェーンソーをもらいました。5500円程度でたたき売りされていたそうで、ダメもとで買ってきてみたんだそうです。ニーハオ製造だけど日本の農機具メーカーの物なので大丈夫だろう。と、信頼していましたが、うんともすんとも動かない。これはまがい物つかまされちゃった!と、グッドなタイミングで私が顔を出しました。

 メイド・イン・チャイナのステッカー見て既に怒りの捕囚となっていたので「腹が立ってしょうがねぇ。見ているだけでもイラつくからおめぇ持って行け!」私の見立てでは充電式のバッテリーが装着されているはずですが、どうもそれらしきものが付いていない。もしかしたら梱包の中にあるんじゃねぇだろうか?と思いつつも、人格者である私はこういうあら捜しはしないで、「使える部品でもあれば利用させていただきます。」とありがたく頂戴し、「そんで、これが入ってきた箱なんかありますか?」ともらってきました。案の定箱の中には充電器とバッテリーが入っている。日本製だろうが中国製だろうがイスカンダル星製ガミラス組み立てだろうが、バッテリーをつけずに動く電動チェーンソーなんてほぼないでしょう。

 バッテリー充電して装着したらあら不思議!普通に動くじゃないの。冷静沈着って重要だよね。利用させていただきます!

コメント
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