のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

旧車

2024年05月21日 | 日記・エッセイ・コラム

 日曜にたくみの里で厩舎の集いのようなイベントがあったようで、その2-3日前ごろから日産のバイオレットやミツビシの初代パジェロなど昭和のクルマを見かけていました。

 一昨年、納屋に放り込まれていたヤマハパッソルをもらってきたカン太君のおとっつぁんは。1年少々かけてレストアに成功し、今年はこのイベントに参加しました。先月あたり、タレントのヒロミさんがパッソルをレストアしてニュースになったそうですが、同じことをやったのにカン太君のおとっつぁんは「馬鹿じぇねぇの?」と言われております。

 私の世代は高校生がバイクに乗れる時代で、通学にも使えました。女性が乗れるバイクの定番はカブで、スカートをはいていることもあったのでしょうが膝を閉じて乗れるバイクに選択肢がなかった。ソフィア・ローレンがCMに出たホンダのラッタッターや八千草薫のパッソルが出たのは画期的だったと思います。まだ女性が免許を取るのも珍しい時代でしたし。

 旧車のバイクコーナーでおとっつぁんが親しくなったのはヤマハのSR500と言うアラビアのロレンスに出てくるようなバイクに乗ってきた50代夫妻。温泉がある私の住む地区が気に入ったらしくて空き家がないか?と聞かれたそうです。空き家なんかいくらでもあるし、これから空き家になりそうな高齢者世帯も多々あり物件は豊富です。

 仕事はリモートワークでできる仕事なので住む場所の自由度は大きいそうで、こういう人を引き込まなければ消滅集落になってしまう。おとっつぁんは冬の雪を体験してから決断したほうがと、慎重論だったそうですが、そんなの住めば何とかなる!まずは危険物置き場の衛生係あたりから初めて、道路維持の世話人、配りものをする伍長、地区の評議員を経て末は区長に!お江戸や浪花で区長言うたらゴッツイ自慢やでぇ。何とか引っ張り込め!と指令を発令しました。

 昭和のクルマより昭和の人間。

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