のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

カラス様

2024年05月25日 | 日記・エッセイ・コラム

 今日も朝からチェーンソー片手に一人仕事をしていると、すぐ近くにカラスが降りてきました。

 鬼滅の刃なら鎹がらす。「休憩!休憩せよ!」と御館様から指令が入ったのだろうか?と、土曜なのにすでに鬼滅の刃モードになっていたのでさりげなくカラスを眺めていると、はがれた樹皮の間に入っている虫を食べているようでした。

 カラスは結構警戒心が強い鳥なのですが、開き直ると強気で、身の安全のぎりぎりのところまで大胆に近寄ってきます。とっ捕まえてやろうとわなを仕掛けてもなかなか引っかからない。

 ところが、山鳩はそのあたりは馬鹿なんですね。ハニートラップに引っかかる鳩山みたいに結構見え透いた罠にも引っかかる。1970年代中ごろまでは霞網や鳥もちが使えたので、野鳥をと(もちろん密猟)食卓に塩焼きが出たものですが、山鳩が多かった。

 最終土曜日はキッチンカーが来る日なので、毎回何があるか楽しみにしているのですが、キッチンカーの回りにイスとテーブル並べてプチビアガーデンになります。生ビール飲んでから揚げ食べて。月に一度の贅沢なのでキャベツ以外を食べてます。

 近年、こちらに移住してきた人たちもやって来るので話を伺えるのもまた楽しい。神奈川県からやってきてこちらの林業に業社勤めて山仕事している30代後半。まだ若手どころか少年ですよ。この業界70代がバリバリ活躍しているので。最近、湘南ナンバーだった軽トラがこちらのナンバーになったので住民票も移ったんですね。

 ウッドジョブと言う映画のおかげで、この業界に入りたがっている林業女子希望者も時折来るそうですが、「トイレの問題がねぇ。」力仕事は重機がやるし、おじさんたちに任せておけばよい。まずは刈り払い機で足場を作るあたりからだんだんと状況判断ができるようになれば、決して女性でもできない仕事ではないのですが、昔の人は「山の神様は女の神様だから、女性が入るのを嫌う。」と、方便を使って危険な現場に入れないようにした。智慧なんですけどねぇ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする