この番組は、押尾コータローさんがパーソナリティーを務めていらっしゃる
関西ローカル(MBS毎日放送)のラジオ番組ですけど
甲斐さんがゲスト出演なさったり、メッセージ音源で登場されたり…と甲斐さんファンの皆さまには、すっかりお馴染みの番組ですよね?
もっとも、今回は、甲斐さんご自身が出演される訳ではなく
コロナ禍が始まって、ライブやイベントの延期・中止を余儀なくされ
毎週のように、この番組のスタジオへ、ゲストの方がお見えになることが少なくなって来た頃
新コーナーとして誕生した「押尾コータローの音楽の教科書」に
甲斐バンドが取り上げられるという形でのご登場です
番組公式ツイッターで…「今夜の押し弾きは『音楽の教科書』です
ピックアップするアーティストは…
甲斐バンドの甲斐さんとツアーを回ったこともある押尾さんが選んだ楽曲は!?」…との予告を見つけ
そのあと、押尾さんご自身も…「今夜の押し弾き 音楽の教科書は甲斐バンド 是非聴いてね」
…と呟かれていたのを拝見して、楽しみにしておりました♪
ただ、放送終了後の「スタジオ日記」…押尾さんとアシスタントの南かおりさんが
放送内容について綴られるコメント…が、アップされるのを待っていたんですが
いつになく遅れているみたいなので、先に文字起こししちゃいますね(笑)
さて、この日の放送は、7月10日…押尾さんのデビュー記念日…に
YouTubeでライブ配信を行われたという話題からスタート
リスナーの方のリクエストで、押尾さんの「Hard Rain」がかかり
番組開始から、8分20秒が経過した辺りで、改まった感じのナレーター口調の南さんが…
「ギタリスト・押尾コータロー、デビュー20周年、これまでのキャリアを振り返る
今や、超絶技巧でギターの可能性を追求する押尾コータロー
そんな彼も、ギターを始めた当時は、一度ギターを置くほど挫折を味わった」…と語られると
今度は、やはりちょっと?おすましな感じの押尾さんが…
「なかなか上手くならなかったんですよ。でも、音楽が好き!音が僕を呼ぶんですよね
ギターが『弾いてくれ!』って、語りかけて来るっていうか…
僕は、そこの声に導かれて、またギターを持ちましたね」…と
そろそろ、ほぼ全ての関西人が「ナニ言うてんの!?ナンか、体中がこそばい(くすぐったい)わ!」
…って感じになったトコで(笑)南さんが、口調はナレーター口調のままながら…
「…とかナンとか言って、その実は、女の子にモテたかったから…やっぱり男の子
押尾コータロー、デビュー20周年…」とムズムズを緩和して下さって、ホッと一息…(笑)
そして…押尾さんが「押尾コータローの音楽の教科書!」とコールされると
アカデミックなBGM(笑)が流れ始める中
南さんが「ギタリスト・押尾コータローさんが
これから音楽を志す人、ギターを極めたい人に
ジャンルを越えて聴いて欲しいアーティストをご紹介する、新しい音楽の教科書コーナーです
押尾先生、今日もよろしくお願い致します」と、講義概要を説明(笑)
押尾さんが「よろしくお願いします」と返されたあと
「さあ!今回は、この方でーす!」と振られると
「HERO」のイントロが流れ始め、冒頭のサビの部分が終わりかけたトコで
「これ、聴いてすぐ判るんじゃないですかね?」とカットイン
南さんが「ハイ!もう、パッと聴いただけでも、ハイ」とお応えになると
「ねぇ?同世代なら、これね、セイコー腕時計のCMにも使われておりました
甲斐バンド!『HERO~ヒーローになる時、それは今』」と今回の「教材」(笑)を発表
すると、南さんが「まあ、いつも『満を持して』感がスゴイんですけど、このコーナーって…
『あっ!まだやってなかったんですね!?甲斐バンド』って感じですよね?」と驚かれ
押尾さんは「イヤ、忘れてた訳じゃないですよ!
『いつ、すんねん!』って話ですよ、これね」と、おっしゃってましたが
この新コーナーが登場したのは、ちょうど2年前の7月13日…
「ギタリストのみならず、偉大なミュージシャンがたくさんおられます
その偉大な先人から、音楽のエッセンスを学んでもらおう」とのコンセプトで
第1回目は「ギタリスト…ではなくて、クラフトワーク」で
押尾さんが「中二の時に衝撃を受けた」という、ドイツのテクノミュージック創始者に始まり
以降、月に1~2度のペースで、大貫妙子さん、細野晴臣さん、チャゲ&飛鳥
サイモン&ガーファンクル、アリス、スティング、さだまさしさん、ヴァン・ヘイレン
オフコース、TOTO、(お誕生日に因んで)押尾コータローさん
アース・ウィンド・アンド・ファイアー、井上陽水さん、Queen、河島英五さん
ビリー・ジョエル、玉置浩二さん、KISS、(荒井・松任谷時代を含めて)ユーミンさん
スティーヴィー・ワンダー、大瀧詠一さん、カーペンターズ、山下達郎さん
レッド・ツェッペリン、渡辺香津美さん、B.B.King、村下孝蔵さん、キャロル・キング
筒美京平さん、ザ・ビートルズ、浜田省吾さん、ザ・ベンチャーズ、矢野顕子さん等々…
洋の東西や時代も様々なミュージシャンの皆さんが取り上げられていて
南さんが驚かれた通り、ナンで今まで甲斐バンドの回がなかったんだろう?と
疑問に思わないでもなかったんだけど、押尾さんのギターの師匠でいらした
中川イサトさんのことも、お亡くなりになったあとに紹介なさっていたし
それだけ、押尾さんが影響を受けられたミュージシャンが大勢いらっしゃるってことですよね?
それはともかく…「ナンか『あっためてた』感があります、ハイ」
…という南さんの言葉を受けられ、押尾先生(笑)の講義がスタート
「まあ、甲斐バンドでございますけれども…
まあ、僕は元々、その…フォークソングを歌ってて
その友達が、その…まっ『甲斐バンドがイイから』って…『フォークの曲もある』とかって
色々教えて貰ったら、結構幅広いジャンルをやられてる感じで
そこから興味を持って、それから好きになって行ったんですけどもね
(『押し弾きでもね、もうホント、何回もお越し頂いてますよね』と南さん)
そうなんですよねぇ…イヤ(甲斐さんが初めてスタジオに)来た時、ビックリしましたけどね
まさか来るとは!…(『イヤイヤイヤ!』)…もうオーラがスゴかったね!
(『2人して緊張してたよね?あの時はね、スゴかったねぇ』)」
…と振り返っておられましたが、そもそもは、この番組で
押尾さんが「安奈」をお弾きになったのを、甲斐さんファンのリスナーの方が
甲斐さんのラジオ番組に投稿なさったことがきっかけみたいですし
その収録日には、甲斐バンドのドキュメンタリー番組のカメラが入っていたりして
押尾さんは、甲斐さんを目の前なさって緊張のあまりか?
いきなり「ポップコーンをほおばって」のイントロを弾き始められたんですよね?(笑)
ともあれ…「ホント、ステキな方ですけどもね」と押尾さん
南さんの「でも(甲斐さんが『押し弾き』にゲスト出演なさって)
そっからね、ツアー行ったり、もう濃い、濃い、濃いつき合いですもんね」という言葉に
「そうなんですよー!こう…『ひらめいた!』つって、もう『押尾くんなんだよね』みたいな…
『ひらめきましたか?押尾に…(笑)ありがとうございます』」と返されてましたが(笑)
甲斐さんは、押尾さんとの「MEETS AGAIN」ツアーについてのインタビューで…
「押尾くんのことは、映画監督を考えれば一番わかりやすい
例えばヒッチコックは、脚本も書くし、カメラワークも編集も素晴らしいけど
大事なのは、こういう映画を撮るんだっていう着眼点であり、物事に対する視点だ」と説明なさって
「押尾くんって、一般には『すごく上手いギタリスト』というイメージだけど
実は物事を見る目、その切り口に独特の素晴らしさがあって
それを実現するために高い技術があるという順番なんですよと…
あるいは、ビリー・ワイルダーが言った『正面玄関のドアを普通にノックして
大事なのは、こういう映画を撮るんだっていう着眼点であり、物事に対する視点だ」と説明なさって
「押尾くんって、一般には『すごく上手いギタリスト』というイメージだけど
実は物事を見る目、その切り口に独特の素晴らしさがあって
それを実現するために高い技術があるという順番なんですよと…
あるいは、ビリー・ワイルダーが言った『正面玄関のドアを普通にノックして
人が入って来るオープニングの映画を誰がお金を払って見るんだ』って話で
『バスルームの窓をいきなり開けて人が入って来る、そういうものに人は金を払うんだ』って…
音楽も大事なのは、そういう切り口なんですよ
それを生かすためにテクニックがあるし、技術を磨くんだってことなんですよね」と評されてましたよね?
もっとも、押尾さんは…「アコギヴァージョンよりオリジナルのヴァージョンを
ギター1本で弾きたい、演奏したい気持ちが強いですね
特別なアレンジということはなくて、甲斐さんに気持ちよく歌って貰うには?
甲斐さんがカッコよく見えるには?どうすればいいか
『バスルームの窓をいきなり開けて人が入って来る、そういうものに人は金を払うんだ』って…
音楽も大事なのは、そういう切り口なんですよ
それを生かすためにテクニックがあるし、技術を磨くんだってことなんですよね」と評されてましたよね?
もっとも、押尾さんは…「アコギヴァージョンよりオリジナルのヴァージョンを
ギター1本で弾きたい、演奏したい気持ちが強いですね
特別なアレンジということはなくて、甲斐さんに気持ちよく歌って貰うには?
甲斐さんがカッコよく見えるには?どうすればいいか
それを考えることが楽しいんです」と話されてましたけど…(笑)
そういえば…押尾さんが、町田でのライブで
「シンセドラムのフレーズが聴こえて来ると『あ〜いいなあ』って思うんですよね
他にも、甲斐バンドの後期のシンセが入ってる曲が結構好きです」とおっしゃったと聴いて
「アコギの方」だと思っていたので、ちょっと意外な気がしたことを思い出しました
他にも、甲斐バンドの後期のシンセが入ってる曲が結構好きです」とおっしゃったと聴いて
「アコギの方」だと思っていたので、ちょっと意外な気がしたことを思い出しました