ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

ツインズその3(ネタバレあり!)

2016-01-11 08:06:48 | 日記
さて、奧さんが「一番甲斐さんに近い」役だという
古田新太さん演じる「ハルキ」は、3人きょうだいの末っ子で(笑)

父親や兄リュウゾウ(吉田鋼太郎さん)と折り合いが悪く
もう何年もこの「海辺の家」には寄りついていなかったのが

娘イラ(多部未華子さん) を安全な?オーストラリアへ行かせるため
金の無心に舞い戻って来たものの、財産と呼べるものは家だけ…

父親は寝たきりで目を覚ますことがなく
なのに家族の中でただ一人、父親と会話できるらしい看護士(りょうさん)が
我が物にしたんじゃないかと疑っている…いわば「厄介な身内」(苦笑)

でも、職は定まらず、妻には逃げられ
娘のこともロクに顧みなかった男が
目端の利く人々はとっくに海外へ脱出してしまってから

「娘だけは守りたい」一心で、怪しい?渡航ルートに乗せようと
バットを手に立ち上がったことを
娘は「ちょっといいな」と思ったと話す場面は
「甲斐さんだったら、泣いちゃうかもね(笑)」と奧さん

余談ですが、このお芝居はドリフの「全員集合」よろしく
「回る舞台」の上に団欒の象徴である食卓が載せられていて
キャストの皆さんが、夫婦、親子、兄弟と個別に
自室や海辺で会話する場面では、くるくると奥にお引っ越し(笑)

椅子やベビーベッド等はスタッフの方が
(時にキャストの方も)手で出し入れなさっていたそうだけど
コンロ付きの流し台が意外に軽々と持ち運ばれていて(笑)
水も出てたし、料理もしてたのに…とビックリ(笑)

ともあれ、過酷な設定がされているとは言っても
そこは、長塚圭史さん脚本&怪優・古田新太さん♪
随所で「笑い」を取られていたらしく

例えば、父と娘が部屋で「オーストラリア」について話す場面では
「カンガルー?クサるほどいるだろ」とか
「コアラ?コアラなんて腐ってしまえばいい
そもそも、コアラのマーチってどんな曲だよ?」(笑)

…と喋っていたかと思えば
上手側に置かれた椅子に掛けられた吉田さんにスポットが当たり
古田さんがそちらに向き直られた途端「兄の部屋」に変わり

娘を「商品」として売れば、海外に行ける可能性が高くなるという話から
ハルキがリュウゾウをバットで殴る緊迫の場面が…(汗)

膝の上に突っ伏して、客席から顔が見えないような姿勢で
血糊を額に塗られた吉田さんが「すごい血だ!」と顔を上げられると
それをご覧になった古田さんいわく…ひどいな!おい!(笑)

ちなみに「お前がやったんだろ!」(笑)と
掴みかかる吉田さんと揉み合いになって
古田さんのTシャツに血がついてしまい…
そのTシャツはその前の場面で古田さんが着ておられたので
この場面は回想シーンだったことに気づくんだとか…

時系列が行きつ戻りつしながら、ハルキのバットの被害者が増えていき(汗)
食事の準備をしている場面で、またもやバットを振り回そうとした途端
中山祐一朗さん演じる、元・兵士?のトムが
バットを奪い取り、ハルキの腹を一撃
そのバットを膝で真っ二つにへし折ると

うずくまったハルキが「ナンてことするんだ!
内臓から出血してるかも知れない」と大騒ぎ(苦笑)
「イラ!」と娘を呼んでも、自業自得とばかりに「ええ?」と…
「面倒くさい声、出すんじゃないよ」と言いつつ

りょうさん演じる看護士?のローラではなく「お前に診て欲しいんだよ」
イラは「内臓なら見ても判らないと思うんだけど(笑)」と答え
「アザになってる!」「アザならいいじゃん(笑)」などと
ここから売り言葉に買い言葉で親子ゲンカが勃発

包丁を掴んだ娘に「刃物なし!刃物なし!」と慌てる父(笑)
固まる家族の中で唯一トムだけが、2人に近づき、仲裁に入るのかと思いきや
「その包丁、すっごく切れるから気をつけて」(笑)

大惨事にはならなかったものの
切れ味バツグンの包丁が指を擦ったらしく
「ぎゅう~っと押したら血が出る~!」と再び大騒ぎするハルキ(苦笑)

「ホントだ、少ぉ~しだけ血が出てる(笑)」という娘の素っ気なさに
ますます、わめき声が大きくなり
リュウゾウも「コイツ、出てってくれないかなあ!」と閉口した様子…

すると突然、イラがハルキの右手を取り包丁で指をスパン!(汗)
驚く家族に「だって、ウルサイから」
リュウゾウが思わず「そりゃ静かにはなったけどねぇ」(笑)

大声を出すならココでしょって場面で
呆然とヘタリ込んでいるハルキに
トムが、イラの投げ捨てた指を渡し
「ギュウと押さえてたら引っ付くって聞いたことがある」と…(苦笑)
子供のように頷き、言われるまま指を押さえていたものの

手当てをしようとしたローラが
「指の向きが逆だけど…?手のひら側に爪がある」と…(笑)
追い打ちをかけるようにトムが
「今から向きを変えるの不安だよね?」(笑)
「どうする?手のひら側に爪か、指ナシか?」と訊かれ
「このままでいい…」と治療して貰うことに…(笑)

あっ!この治療の間、舞台では他のキャストの会話が続いてたそうだけど
観客の目は、消毒液をかけられて声も出せずに
無事だった左手を高々と上げて、痛みを訴えるハルキと
その左手に気づき、ナゼか?ハイタッチをするローラに釘付け(笑)

さらに、今度は握り締めた拳に気づいたローラが
戸惑いながらも「グー・タッチ」する様子に爆笑(笑)

観劇慣れしてない奧さんですが、こういう場面を見せられると
誰かのアップを撮ってる時には画面に映らないテレビとは違って
お芝居では台詞があろうとなかろうと、舞台上におられる限りは
その役を演じ続けなくてはならないということにイヤでも気づく訳で

それ以降は、前で台詞を喋ってる方だけでなく
後ろや隅にいらっしゃる方にも注目するようになったんだとか…

まあ、サッカーならボールを持ってない選手の動きにも
注意を払って見るみたいな感じですね(笑)

そういえば…甲斐さんがテレビドラマの話をなさる際に
画面の隅で、あるいは映ってない時でさえ
ちゃんと演技してるのがスゴイ!と
絶賛されてた俳優さんがおられたような…どなたでしたっけ?(苦笑)

そういう風にご覧になるのは
舞台をよく観ていらっしゃるからなんでしょうね?

…という訳で、まだツインズ話が尽きません(笑)
興味ない方には申し訳ございませんが
今しばらく御容赦を…m(__)m
























コメント
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