ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

バンドやろうぜ!その37

2015-02-25 17:25:23 | 日記
甲斐バンド再結成の際の新曲【ティーンエイジ・ラスト】が
『パートナー』に収録され、なおかつアノ位置に置かれたことには
『非常に意味があった』と甲斐さん

1曲目に何を持って来るかってことよりも先に決まっていた、大前提と言うかね

あの曲は、甲斐バンドをやる時に書き下ろしたんだけど
バンドに対してだけでなく、僕が家族に対して言ってることがリンクしてて

当然のように僕の暮らしぶり、今の生活から発熱してるものだから
アルバム・コンセプトを考えれば
『ビッグナイト』より『パートナー』に入ってる方が相応しい曲なんですよね

このコンセプトを端的に言い表せた時に
ジャケットのデザインになったあのビジュアルがくっついて来た

自分の頭の中では、あのビジュアルから入っていったフシもある
詞と曲が一緒に出来たみたいな感じで
あのビジュアルと精神っていうのは、ピッタリ一致してたんですよね

『虜』の時もジャケットは、女性が半裸で手首に紐を巻き付けられて
ぶら下げられているっていうのが最初からあったんです

だから、ビジュアルと一緒になった
アルバム・コンセプトっていうのも時々あるんですよと話されてますが
奥さんいわく…時々『緊縛』のビジュアルが頭に浮かぶってこと!?(爆)

ビジュアルといえば…【LOVE is No.1】のビデオ・クリップは
出来映えがスゴすぎて、ただ笑うばかりだったと甲斐さん(笑)

『プレイヤーという生き物は、ショックなものを見たり聞いたりすると
必ずアハ・アハ・アハハハとだらしなく反応してしまうという習性がある』からなんだとか…(笑)

ちなみに、このPV監督の植田さんは甲斐バンド時代からのファンだそうで

甲斐さんの新曲が出るたびに『何か』…たぶん『甲斐バンド』を
期待してしまっていたご自身を恥ずかしく思ったと話されてますが

『この曲は1フレーズ聴いただけで
こういうビジュアルにしようとすぐに固まったくらい
ストレートなロックとして耳に飛び込んで来た』らしい

そうそう、甲斐さんが『スマ・スマ』にご出演になった時に
香取慎吾さんがこの曲を気に入っていらっしゃいましたよね♪

奥さんは、いつも通り(笑)このアルバムも結構聴き込んでたんだけど
最後の曲だけは受け入れ難かったようです(苦笑)

甲斐さんいわく…
ニール・ヤングの【AFTER THE GOLDRUSH】みたいなアプローチで書こうとしたら
ピンク・フロイドの【WALL】みたいになって来たんで
それだったら子供たちと一緒にコーラスした方がいいと思ったんですよ

詞のシュールさを救うというより、シュールさをさらにネジ巻く時に
判りやすいピュアなものをぶつけた方が過激にネジ巻くことになると思ったのね

『ポンキッキーズ』を見てても
『これはメッセージソングだ』っていうのがある(笑)
ヘタな歌番組を見るよりドキッとする時あるもん
…って、甲斐さんの意図は理解しつつも(笑)

『4歳児6人と中学2、3年を3人みつくろって(笑)
いつも家に遊びに来てる奴らをまんまと(笑)』

『まあ、要するに子供のガヤが欲しかったんだけど
スタジオに招いても雰囲気を作るのに時間がかかるし
リラックスした良いテイクを録れるかどうか判らない』

『それなら、4歳児たちをだましだまし遊ばせながら…僕、仲いいんですよ(笑)
お母さん達には、お茶菓子でご機嫌を伺いながら…(笑)
きっちり2時間で録り終えた…という裏話を知った奥さん

甲斐さんのご家族の話は、いつも楽し気に聴いてるんだけど
やはり、アルバムの中にモロに『家庭』を持ち込まれると

頭の中に【ビューティフル・ネーム】を歌われるタケカワ・ユキヒデさんのお姿が…!?(爆)
このビジュアルだけは、カンベンしてください!って感じだったんだとか…(笑)

『パートナー』というアルバムの最後が『壁を壊せ』っていうのは良いかなと甲斐さん

個人的なのが良いと思ってるんですよ
やっぱり一人で生きていくより家族で生きていく方が
大変だけど楽しみも倍増する
そういうことだと思うんです、音楽も…と話されてるんだけど

一方で、このアルバムのコンセプトも含め
『小難しく考えたもの』が作品に出てはマズイともおっしゃってます(笑)

テーマを掘り下げて、人とコラボした
でも、作品自体は明解に判りやすくしないと
聴き手はそうした高いハードルを越すために聴く訳じゃないからさ
まあ、判りやすくするために、これだけ考えたんだけど(笑)

今のリスナーは、昔のアナログ盤の頃とは違って
コンビニで雑誌を買うみたいにCDを買うでしょ
『自分の人生を変えて欲しい』と思って買ってる奴はほとんどいない(笑)

今回コラボした人たちは
アルバムのために無理矢理作りあげた人間関係じゃないんですよ
知らない人を呼んで来ても、すぐに反映されないじゃない?

そういう意味でも、僕の日常を反映したアルバムなんですよ
そうでないと絶対に人の心には届かないからね

アナログ世代の奥さん(笑)には
昔ながらの甲斐さんのやり方のはずなんだけどなあ(笑)
コメント
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