東芝EMI復帰第一弾のアルバムは『GUTS』
でもそれより先にシングルとベストアルバムが同時発売になってるんだけど
この『少年の蒼』には、甲斐バンドとKAIFIVE、それに甲斐さんのソロの曲が
レコード会社に関係なく『縦横無尽(笑)』に収録されてます
『GUTS』と並行してレコーディングされたのは
新しいアルバムを作ってる高揚感が体の中にあった方がいいと思われたからだそうで
ベストとはいえ、今の時代に出すのに『懐かしいモノ作品集』じゃ困ると甲斐さん(笑)
ちなみに『少年の蒼』について、甲斐さんいわく…
自分が音楽というものに感動して、突き動かされた時から
今までずうっと続いてる思いっていうのがあるでしょ
それはどんな思いかなあって思った訳よ
キーワードは『ハートブレイカー』だったの
それを色にしたら何かなあって考えた結果が『蒼』という字だったのね
このアルバムの根本にあるのは、最初に歌って楽器を手にした時から何ら色褪せず変わらない部分
脈々と流れ続いてる部分ってことなんだよね
別のインタビューでは『上質な聴き手』だった少年時代に
加山雄三の【蒼い星くず】の発売日にレコード店に行って
梱包が解かれるのを待ってたりした
スタートはそこなんだし、そこには簡単に帰れるんですよねと話されてますが
聴き手だった頃のことを考えて曲を作りたいとフツーの生活をしている甲斐さん(笑)
お子さんの学校に行かれる際には電車に乗られるそうで
車内吊り広告をご覧になると
『ここには載らないようにしよう』と思われるらしい(爆)
ともあれ、その作業やロッキュメントも含めて
ソロ活動を再開されて以来
甲斐さんが演りたいと思われる曲を並べると
『どうしても甲斐バンドの曲が多くなっちゃうんだよね』(笑)
鎌田ジョージさんと共同プロデュースされることになった時
鎌田さんも甲斐バンドの頃の匂いみたいなものを頭に置いて
アプローチするという感じが強かったようだと甲斐さん
甲斐さんによると、それは鎌田さんがこの1年間に
甲斐バンドの曲に触れる機会が多かったこともあって
甲斐バンド時代のやり方が一番判りやすいと思ったんじゃないか
甲斐さんとつき合っている内に
ストレートでシンプルなのがイイ、似合ってると思ったのか
今の時代には、そういうものがフィットすると感じたのか
そのいずれかだと話されてますが
鎌田さんへのインタビューを見ると…
アルバムを作る上で気をつけたのは、あまり渋くならないようにってこと
甲斐バンドの頃って、勿論若いせいもあると思うんだけど
何か弾けた感じがあるでしょ
そういうのを出したいなと思って…
最初、甲斐さんとはハードロックみたいなものをやろうって言ってたんだけど
やり始めて『甲斐バンドみたいなことをやれば良いんだ』って気がついた
だから、自分は『大森さんになった感じ』と言ったら甲斐さんに結構ウケて…(笑)
歌録りの時にテイクを選ぶ場合も
カッコいい、シブイ大人の甲斐よしひろというのじゃなくて
もっと子供っぽい(笑)感じのものを…とおっしゃってます(笑)
甲斐さんの第一印象について、鎌田さんいわく…
ウワサには色々聞いてたから…おっかないとか殴るとか蹴るとか(笑)
いつもは明るい人なんだけど、初対面の時はたまたま具合が悪かったみたいで
ずっと黙ってて怖かったですよ(笑)
その印象は2~3回会って変わった
甲斐さんはベテランのシンガーだし、俺より年上で
スタッフも含めて、そういう人たちといると
どうしてもオジン臭くなりがちじゃないですか(笑)
でも、あの人と遊んでると全然そんなことがなくて…子供みたいな人だから(爆)
若々しくいられるってことが素晴らしいし
考え方に全然後ろ向きなところがないんですよね
それはさておき…
前作のプロデューサーでいらした瀬尾一三さんについて、長岡さんは…
厳しい人だが、表面上はとても優しい(笑)
アーティストに対しては、クリエイティブな環境づくり、ムードづくりが完璧だと…
甲斐さんのアルバムでは、デモテープの段階で
NGになった作品もあったそうだけど
『NO』と言われれば、それで納得のいく
『YES』と言われれば、天にも昇る(笑)といった
『仙人のようなプロデューサー』なんだとか…
その瀬尾さんに『お任せ』したことで
あまりに細かいところをくどくどと詰めていく感じがなくなったと甲斐さん
それまではずっと、外堀もコアの部分も
ビシッとやらないと気持ちが悪かったんだけど
コアの部分だけお互いがハッキリと持っていれば
あとはもうドンと来い!って感じになっちゃった(笑)と話されてます
さて、その『GUTS』が当時ドジャースに在籍されていた
野茂英雄さんの姿に『激しく揺さぶられ』て出来たことは
以前にもご紹介させて頂きましたが
甲斐さんが【翼あるもの】と【漂泊者】を足して、2で割ったような曲と言われたのは
ウダウダ言うより、何かに挑戦する人間の誇りとか
無傷では生きて行けない時代にパンチを2~3発くらっても
どれだけポジティブに捉えてアクションを起こすかということを
明解にシンプルに伝えていると思われたからなんだとか…
余談ですが…野茂さんを見たくて無理矢理ロスでレコーディングしたという甲斐さん(笑)
でも、前作の時にもロスに行かれてたし(笑)
ボブ・クリアマウンテンがニューヨークから西海岸に移っていたり
同じスタジオでブルース・スプリングスティーンと遭遇なさったりしたらしいし
ロスが『新たな地平』だったことは間違いないようです
でもそれより先にシングルとベストアルバムが同時発売になってるんだけど
この『少年の蒼』には、甲斐バンドとKAIFIVE、それに甲斐さんのソロの曲が
レコード会社に関係なく『縦横無尽(笑)』に収録されてます
『GUTS』と並行してレコーディングされたのは
新しいアルバムを作ってる高揚感が体の中にあった方がいいと思われたからだそうで
ベストとはいえ、今の時代に出すのに『懐かしいモノ作品集』じゃ困ると甲斐さん(笑)
ちなみに『少年の蒼』について、甲斐さんいわく…
自分が音楽というものに感動して、突き動かされた時から
今までずうっと続いてる思いっていうのがあるでしょ
それはどんな思いかなあって思った訳よ
キーワードは『ハートブレイカー』だったの
それを色にしたら何かなあって考えた結果が『蒼』という字だったのね
このアルバムの根本にあるのは、最初に歌って楽器を手にした時から何ら色褪せず変わらない部分
脈々と流れ続いてる部分ってことなんだよね
別のインタビューでは『上質な聴き手』だった少年時代に
加山雄三の【蒼い星くず】の発売日にレコード店に行って
梱包が解かれるのを待ってたりした
スタートはそこなんだし、そこには簡単に帰れるんですよねと話されてますが
聴き手だった頃のことを考えて曲を作りたいとフツーの生活をしている甲斐さん(笑)
お子さんの学校に行かれる際には電車に乗られるそうで
車内吊り広告をご覧になると
『ここには載らないようにしよう』と思われるらしい(爆)
ともあれ、その作業やロッキュメントも含めて
ソロ活動を再開されて以来
甲斐さんが演りたいと思われる曲を並べると
『どうしても甲斐バンドの曲が多くなっちゃうんだよね』(笑)
鎌田ジョージさんと共同プロデュースされることになった時
鎌田さんも甲斐バンドの頃の匂いみたいなものを頭に置いて
アプローチするという感じが強かったようだと甲斐さん
甲斐さんによると、それは鎌田さんがこの1年間に
甲斐バンドの曲に触れる機会が多かったこともあって
甲斐バンド時代のやり方が一番判りやすいと思ったんじゃないか
甲斐さんとつき合っている内に
ストレートでシンプルなのがイイ、似合ってると思ったのか
今の時代には、そういうものがフィットすると感じたのか
そのいずれかだと話されてますが
鎌田さんへのインタビューを見ると…
アルバムを作る上で気をつけたのは、あまり渋くならないようにってこと
甲斐バンドの頃って、勿論若いせいもあると思うんだけど
何か弾けた感じがあるでしょ
そういうのを出したいなと思って…
最初、甲斐さんとはハードロックみたいなものをやろうって言ってたんだけど
やり始めて『甲斐バンドみたいなことをやれば良いんだ』って気がついた
だから、自分は『大森さんになった感じ』と言ったら甲斐さんに結構ウケて…(笑)
歌録りの時にテイクを選ぶ場合も
カッコいい、シブイ大人の甲斐よしひろというのじゃなくて
もっと子供っぽい(笑)感じのものを…とおっしゃってます(笑)
甲斐さんの第一印象について、鎌田さんいわく…
ウワサには色々聞いてたから…おっかないとか殴るとか蹴るとか(笑)
いつもは明るい人なんだけど、初対面の時はたまたま具合が悪かったみたいで
ずっと黙ってて怖かったですよ(笑)
その印象は2~3回会って変わった
甲斐さんはベテランのシンガーだし、俺より年上で
スタッフも含めて、そういう人たちといると
どうしてもオジン臭くなりがちじゃないですか(笑)
でも、あの人と遊んでると全然そんなことがなくて…子供みたいな人だから(爆)
若々しくいられるってことが素晴らしいし
考え方に全然後ろ向きなところがないんですよね
それはさておき…
前作のプロデューサーでいらした瀬尾一三さんについて、長岡さんは…
厳しい人だが、表面上はとても優しい(笑)
アーティストに対しては、クリエイティブな環境づくり、ムードづくりが完璧だと…
甲斐さんのアルバムでは、デモテープの段階で
NGになった作品もあったそうだけど
『NO』と言われれば、それで納得のいく
『YES』と言われれば、天にも昇る(笑)といった
『仙人のようなプロデューサー』なんだとか…
その瀬尾さんに『お任せ』したことで
あまりに細かいところをくどくどと詰めていく感じがなくなったと甲斐さん
それまではずっと、外堀もコアの部分も
ビシッとやらないと気持ちが悪かったんだけど
コアの部分だけお互いがハッキリと持っていれば
あとはもうドンと来い!って感じになっちゃった(笑)と話されてます
さて、その『GUTS』が当時ドジャースに在籍されていた
野茂英雄さんの姿に『激しく揺さぶられ』て出来たことは
以前にもご紹介させて頂きましたが
甲斐さんが【翼あるもの】と【漂泊者】を足して、2で割ったような曲と言われたのは
ウダウダ言うより、何かに挑戦する人間の誇りとか
無傷では生きて行けない時代にパンチを2~3発くらっても
どれだけポジティブに捉えてアクションを起こすかということを
明解にシンプルに伝えていると思われたからなんだとか…
余談ですが…野茂さんを見たくて無理矢理ロスでレコーディングしたという甲斐さん(笑)
でも、前作の時にもロスに行かれてたし(笑)
ボブ・クリアマウンテンがニューヨークから西海岸に移っていたり
同じスタジオでブルース・スプリングスティーンと遭遇なさったりしたらしいし
ロスが『新たな地平』だったことは間違いないようです