12年続いた甲斐バンドは『寿命』で
KAIFIVEは『運命』だろうな…と甲斐さん
実は、KAIFIVE4枚目のアルバムに着手なさってたそうだけど
『嵐の明日』と変わらない出来映えになったという
甲斐さんいわく…
バンドとして、ひと皮もふた皮も剥けて大きくなった時に
各々のエゴがもう一度目覚めた
キャリアのあるプロが集まって作ったバンドだから
そういうことはあると思ってたし
10代で知り合ったバンドみたいにいつも一緒にいなくていいんで
出したい音があればまた集まるって長いレンジで捉えてる
今は、本来の『歌うたい』に戻るという
『無垢な衝動』を更に突き詰めたい
『プロになって初めて』っていうより、アマチュアの頃から
人にイニシアティブ渡したことないの(笑)
瀬尾ちゃんは、甲斐バンドの初めてのアルバムから
【HERO】や【風の中の火のように】もアレンジをやってくれてる
考えてみれば、節目節目にずっと彼がいる訳だよね
かつてワタシもプロデューサーだった訳ですから(笑)
預けるものは、全て預けますよ
でも意見は言いますよ、それは(笑)
ワタシも意見は聞いて、決定はワタシがしてましたから(笑)
それはもう、自分がプロデューサーじゃないのに
『俺も決めたい』とはとても言えません(笑)
そのプロデューサーの仕事は、曲のアレンジやコンセプト
音の作り方からミュージシャンの決定
メンバーの体調の心配やスタジオの手配など多岐に渡り(苦笑)
そういう総合力も評価になるんだとか…
常にセルフプロデュースされてきた甲斐さん
ご自身がプロデュースなさる時は『総合力』で強さが出せると話され
例えば、曲自体のインパクトはさほどなくても
アレンジでカバーしたり、アルバムでの曲の位置など
全体でインパクトをつけられるとおっしゃってますが
その総合力が使えないということはもちろん
いつ来るとも知れない出番を待って、常に体はシェイプし
精神は緊張を保ち続けるのは『相当にキビシイことだよ』と甲斐さん
どれだけ納得できるスゴイ音が上がってても
最終的に俺の歌でブチ壊すようなことにでもなったら
後にはもう、目も当てられない明日が待ってる訳じゃない(笑)
今回のアルバムの結果が良かったとすれば
それは犬の散歩のおかげかも知れない(笑)
徹底して、歌い手としての甲斐よしひろに専念できたことが良かったと思う
選曲から曲順に至るまで
全ての決定権を瀬尾さんに委ねられたとはいえ
3~4曲聴かせてみて『最高だよね』と言われたとしても
7~8曲聴いて『ああ、大体こういう感じなんだ』って
予定調和的になられるのはイヤなの、絶対(爆)
瀬尾さんとの作業は、2~3曲できるごとにミーティング
…という形で進められたそうだけど
1曲につき15分~20分で、交わされる言葉も最小限だったんだとか…
でも甲斐さんが少し迷われていた曲を聴かれて、瀬尾さんいわく…
ホワイトカラーじゃないでしょ、君にピッタリなのは…
労働者階級側に視点を置いて書かないと、甲斐らしくないんじゃない?(笑)
ちなみに、甲斐さんはこのアルバムについてのインタビューで…
不景気になると演歌が強いとか
サウンドじゃなくて『歌』に戻るとか言われるのは
心に刺さって来るようなものじゃないと認められないからだよと話され
だから、特にブルーカラーの人たち…
世代を問わず、いつも汗して働きながら日々過ごしてて
金曜の夜はさっさと遊びに行く
…そういう人に聴いて欲しいとおっしゃってます(笑)
さすが瀬尾さん♪って感じですが
【かけがえのないもの】が、その後『アタタカイ・ハート』に収録されたのは
プロデューサーとしての甲斐さんに『ナニか』引っかかりがあったのかな?(笑)
それはさておき…
言葉自体のやりとりはシンプルでも
端から見ると非常に緊迫感はあると思うよと甲斐さん
緊迫感があったのはレコーディングの現場も同じだったようで…
甲斐さんも瀬尾さんも『初めての人を…』と集められたメンバーは
20代後半から30代中盤の若い世代のミュージシャンの方々
皆さんは『ナンで呼ばれたんだろう?』と(笑)
戦々恐々でスタジオにやって来られたらしく
『追い打ちをかけるように(笑)
俺が仮歌を歌いに入って行く訳じゃない(笑)』
さらに『現場では説明しなきゃいけない最低限のことだけ喋って
それ以外は音で言ってねって感じで…』って、かなりコワイですよねぇ(汗)
甲斐さんご自身は『歌いやすかった』そうだけど
それは、どういう音を出している方か予めご存知だったことと
あまりスタジオにスレ過ぎてるミュージシャンではなく
平均以上にスタジオ・ワークをやれて
なおかつ、ライブの現役感を持ち合わせてる方々を選ばれたからだという
甲斐さんによると…
このアルバムが期せずしてバンドっぽい…
それも、ご自身のキャリアの中で一番バンドっぽいものになったのは
スタイル云々よりもバンドサウンドとして
本来あるべきスピリットが息づいた音だからじゃないかと…
甲斐さんいわく…
ある瞬間に彼ら一人一人の中にハッキリとした衝動が生まれて
それが一つの方向に向かって
明快に解き放たれて行くのを感じたんだよね
で、その時に思ったの『あっ、これはバンドだ』って…
しかも俺がこれまでのキャリアの中で経験して来た失敗も成功も
全てはこの時のためにあったんだって直感したんだよね
初めてのメンバーとの『格闘』を楽しまれた後には
ツアーが待ってる訳ですね(笑)
KAIFIVEは『運命』だろうな…と甲斐さん
実は、KAIFIVE4枚目のアルバムに着手なさってたそうだけど
『嵐の明日』と変わらない出来映えになったという
甲斐さんいわく…
バンドとして、ひと皮もふた皮も剥けて大きくなった時に
各々のエゴがもう一度目覚めた
キャリアのあるプロが集まって作ったバンドだから
そういうことはあると思ってたし
10代で知り合ったバンドみたいにいつも一緒にいなくていいんで
出したい音があればまた集まるって長いレンジで捉えてる
今は、本来の『歌うたい』に戻るという
『無垢な衝動』を更に突き詰めたい
『プロになって初めて』っていうより、アマチュアの頃から
人にイニシアティブ渡したことないの(笑)
瀬尾ちゃんは、甲斐バンドの初めてのアルバムから
【HERO】や【風の中の火のように】もアレンジをやってくれてる
考えてみれば、節目節目にずっと彼がいる訳だよね
かつてワタシもプロデューサーだった訳ですから(笑)
預けるものは、全て預けますよ
でも意見は言いますよ、それは(笑)
ワタシも意見は聞いて、決定はワタシがしてましたから(笑)
それはもう、自分がプロデューサーじゃないのに
『俺も決めたい』とはとても言えません(笑)
そのプロデューサーの仕事は、曲のアレンジやコンセプト
音の作り方からミュージシャンの決定
メンバーの体調の心配やスタジオの手配など多岐に渡り(苦笑)
そういう総合力も評価になるんだとか…
常にセルフプロデュースされてきた甲斐さん
ご自身がプロデュースなさる時は『総合力』で強さが出せると話され
例えば、曲自体のインパクトはさほどなくても
アレンジでカバーしたり、アルバムでの曲の位置など
全体でインパクトをつけられるとおっしゃってますが
その総合力が使えないということはもちろん
いつ来るとも知れない出番を待って、常に体はシェイプし
精神は緊張を保ち続けるのは『相当にキビシイことだよ』と甲斐さん
どれだけ納得できるスゴイ音が上がってても
最終的に俺の歌でブチ壊すようなことにでもなったら
後にはもう、目も当てられない明日が待ってる訳じゃない(笑)
今回のアルバムの結果が良かったとすれば
それは犬の散歩のおかげかも知れない(笑)
徹底して、歌い手としての甲斐よしひろに専念できたことが良かったと思う
選曲から曲順に至るまで
全ての決定権を瀬尾さんに委ねられたとはいえ
3~4曲聴かせてみて『最高だよね』と言われたとしても
7~8曲聴いて『ああ、大体こういう感じなんだ』って
予定調和的になられるのはイヤなの、絶対(爆)
瀬尾さんとの作業は、2~3曲できるごとにミーティング
…という形で進められたそうだけど
1曲につき15分~20分で、交わされる言葉も最小限だったんだとか…
でも甲斐さんが少し迷われていた曲を聴かれて、瀬尾さんいわく…
ホワイトカラーじゃないでしょ、君にピッタリなのは…
労働者階級側に視点を置いて書かないと、甲斐らしくないんじゃない?(笑)
ちなみに、甲斐さんはこのアルバムについてのインタビューで…
不景気になると演歌が強いとか
サウンドじゃなくて『歌』に戻るとか言われるのは
心に刺さって来るようなものじゃないと認められないからだよと話され
だから、特にブルーカラーの人たち…
世代を問わず、いつも汗して働きながら日々過ごしてて
金曜の夜はさっさと遊びに行く
…そういう人に聴いて欲しいとおっしゃってます(笑)
さすが瀬尾さん♪って感じですが
【かけがえのないもの】が、その後『アタタカイ・ハート』に収録されたのは
プロデューサーとしての甲斐さんに『ナニか』引っかかりがあったのかな?(笑)
それはさておき…
言葉自体のやりとりはシンプルでも
端から見ると非常に緊迫感はあると思うよと甲斐さん
緊迫感があったのはレコーディングの現場も同じだったようで…
甲斐さんも瀬尾さんも『初めての人を…』と集められたメンバーは
20代後半から30代中盤の若い世代のミュージシャンの方々
皆さんは『ナンで呼ばれたんだろう?』と(笑)
戦々恐々でスタジオにやって来られたらしく
『追い打ちをかけるように(笑)
俺が仮歌を歌いに入って行く訳じゃない(笑)』
さらに『現場では説明しなきゃいけない最低限のことだけ喋って
それ以外は音で言ってねって感じで…』って、かなりコワイですよねぇ(汗)
甲斐さんご自身は『歌いやすかった』そうだけど
それは、どういう音を出している方か予めご存知だったことと
あまりスタジオにスレ過ぎてるミュージシャンではなく
平均以上にスタジオ・ワークをやれて
なおかつ、ライブの現役感を持ち合わせてる方々を選ばれたからだという
甲斐さんによると…
このアルバムが期せずしてバンドっぽい…
それも、ご自身のキャリアの中で一番バンドっぽいものになったのは
スタイル云々よりもバンドサウンドとして
本来あるべきスピリットが息づいた音だからじゃないかと…
甲斐さんいわく…
ある瞬間に彼ら一人一人の中にハッキリとした衝動が生まれて
それが一つの方向に向かって
明快に解き放たれて行くのを感じたんだよね
で、その時に思ったの『あっ、これはバンドだ』って…
しかも俺がこれまでのキャリアの中で経験して来た失敗も成功も
全てはこの時のためにあったんだって直感したんだよね
初めてのメンバーとの『格闘』を楽しまれた後には
ツアーが待ってる訳ですね(笑)