ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~2

2014-12-30 07:10:37 | メディア
甲斐さんが、ノーマン・ホイットフィールドとして
照和に出演なさっていた頃の話で…

『金持ちのボンボンしかドラムを叩かない(笑)』とおっしゃってましたが
イチローさんもドラムを叩いておられたんじゃ…?(笑)

その数少ないドラマーの上田雅利さんがチューリップに引き抜かれて
海援隊がフォークグループになってしまったのを
目の当たりにして驚いたと甲斐さん

当時、この財津さんのやり方には非難が集中したらしく(汗)
後に甲斐さんが、甲斐バンドのメンバーを探される際には
かなり慎重になっておられたらしい

でも、デビュー前のチューリップのステージはズバ抜けていて
これでプロになれなかったら
この街の人間すべてにチャンスはないと思えるほどだったという

甲斐さんによると…当時の財津さんは
『痩せて青白い顔をしていた印象で、いつも疲れていた感じがした
ただ、眼光はギラギラして迫力があって不思議な男だった』んだとか…

一方、ロックバンドだった海援隊は…
『ジャックスのコピーをやらせたらかなりのものだったけど
どこか態度が傲慢に思えて、あまりいい印象を持てなかった』そうだ(笑)

武田鉄矢さんのコブシっぽい歌い方が
早川義夫さんの影響というのは目ウロコでした(爆)

甲斐さんも中学生の頃
朝の7時20分から放送されていた(笑)音楽番組『ヤング720』で
初めてジャックスの『からっぽの世界』を聴かれたり

岡林信康さんとのジョイントの【それで自由になったのかい】を
ご覧になっていたおかげで
連日、学校に遅刻しておられたんだとか…(爆)

ちなみに、ノーマン・ホイットフィールドは?というと…

自慢じゃないけど(笑)全く女の子に人気がなかった
『よかったぞ』と声をかけてくれるのは、無精髭の大学生ばかり

他のバンドには女の子が花束やチョコレートを持って来てるのに
ゴツゴツした脂っぽい手で握手されてばかりいたと甲斐さん(爆)

そういえば、姫野さんも『いい声だね』とおっしゃったんですよね(笑)

それはさておき…舘野さんがお訊きになっていた
『バンドが民主主義である必要はない』という甲斐さんの言葉は
『どんだけワンマンなんだ!?』と聞こえますが(笑)

やはり以前に『俺は甲斐バンドの顔だ』と言われた時にも
『じゃあ、他のメンバーは手足でいいのか!?』と反発する声があったようだ

でも、甲斐さんいわく…
俺はスポークスマンであり、シンガーであり、ライターなわけ

人間っていうのは、いくら顔だけあってもダメで
呼吸する肺も脈打つ心臓もなければいけない

他のメンバーがキチンとしているからこそ
ひとつの人格が出来上がり

肺も心臓も生きているからこそ
バンドも生きていられると思ってる

取材には、甲斐さんお一人で対応なさるという
スタイルを通されていたこともあって
誤解を招かれたみたいだけど(苦笑)

『政治とクリエイティブは俺がやる』かわりに
『歌唱印税は平等に分ける』という
取り決めをなさっていたことですし

大森さんは『甲斐バンドは甲斐よしひろのボーカルバンドだ』と
歌が引き立つ演奏を心がけておられたそうだ

ちなみに、メンバー同士で麻雀をやらないというルールは
大森さんが提案されたんだとか…(笑)

(高円寺のマンションでの)1年間の同居生活は
ハッキリ今日の俺たちのチームワークの基礎になっていると甲斐さん

奥さんがいまだにオリジナル・メンバーにこだわっているのは
この頃の甲斐さんやメンバーの皆さんの言葉が
忘れられないからかも知れません

それはさておき…
『聴き手としては相当良質で熱心(笑)』な甲斐さん

バンドの成長を見ていくくらい
楽しいことないじゃないですか
その成長ぶりにお金を投資するんだと話されてましたが

『ストーンズを聴いてスゴいと影響を受けた自分が表現する側になって

自分が体験したことに負けないものを突き付けられるか』と
『俺に賭けてくれている人たちに必死で歌っている』そうだ

大森さんも『ヘタはヘタなりに
成長していく過程を見せればいい』とおっしゃってました

甲斐さんが『イイ』と思われたアーティストは
みんなビッグになっているとか

GSが残念だったのは
進化を遂げる前に終わってしまったことと
プロが曲を作っていたことという話の時に

舘野さんが『嬉しいなあ』と涙ぐんでおられたのが印象的でした
まあ、奥さんはずっと
舘野さんの『甲斐さん』の発音が変だと言ってたけど…(苦笑)

そういう良質なヘビーリスナーが
『たまたまミュージシャンになった』と甲斐さん

自分以外(のミュージシャンのこと)だったら、いくらでも(笑)とおっしゃってましたが

夏木マリさんも甲斐さんと対談なさった時に
好きなGSバンドの話なら
『一晩中でもイキますよぉ~!』と話されてたし(笑)

実際、我が家にも甲斐さんについてなら
それこそ一晩でも二晩でも喋る人が…(爆)

この奥さんの知識と情熱以上のものが
おそらく?あらゆる音楽に注がれていると思われる甲斐さん
恐るべき『聴き手』でいらっしゃいます(笑)
コメント
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