ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

またぞろ、おまけ

2014-12-21 21:07:54 | 日記
前回の『ヒット曲の歌詞や楽曲構成には法則がある』という
マキタスポーツさんの話で

『ナンだっけ?』と引っ掛かっていたのは
作曲家・筒美京平さんのインタビュー記事でした

そう!甲斐さんが林真理子さんとの対談で
『すごい好きなんです』とおっしゃった【青いリンゴ】や

かつて甲斐さんが歌われたという岩崎宏美さんの【ロマンス】
他にも【また逢う日まで】【木綿のハンカチーフ】【17才】

【スニーカーぶる~す】【なんてったってアイドル】【魅せられて】等々

タイトルを聞くだけで、歌が口をついて出て来るような
超・ヒットメーカーの方です

ちなみに、奥さんが初めておねだりして買って貰ったレコード
【ブルーライト・ヨコハマ】(笑)も筒美さんの作品でした

高校時代から筒美さんをご存知の作詞家・橋本淳さんによると…

筒美さんはシャイな方だそうで
『自分の音楽は既に音で語っている』という思いがあり

筒美さんの曲には『今の時代を音にすればこれだ』という
メッセージが読み取れるんだとか…

時代に合う和音の流れを見つけ
その配列を色んな曲に多用されているという

洋楽の要素を歌謡曲に取り入れ、日本風に昇華させるのが
筒美さんの特徴と言われているようですが

ご自身もバート・バカラックや
ポール・マッカートニーに影響を受けたと話され

海外でヒットしているレコードを大量に購入しては
その曲を構成するコード(和音)進行を分析なさっていたらしい

和音は数列の組合せのようなものと橋本さん
筒美さんのスゴさは、情緒的な面以上に
数学的な構造力、配置力にあるとおっしゃってます

甲斐さんも『メロディはパズル的な要素がある』とか

週刊朝日でも『最初のとっかかりだけフワッとつかめれば
あとはパズルみたいにはめていける』
『その意味では理工系的な頭なんです』と話されてましたね

東京芸大の大角教授によると…

【木綿の…】のサビの最後『染まらないで帰って』には
ワーグナーやショパンが多用していた手法が使われ
哀愁やロマンチックなムードを表現しているそうだ

この曲の発表は1975年…高度経済成長期が終わり
物質的な豊かさと引き換えに
精神的な豊かさを失ったと言われた頃のことで

大角教授は、時代の気分を
うまくコードに落とし込めた曲だと評されてます

前半の『都会に出た男性』の言葉はメジャーコードで
『地方に残った女性』の気持ちはマイナーコードで
それぞれ表現されてますが

この作詞の手法はどこかで聴いたことがあるような…(笑)
ちなみに、この曲の歌詞を書かれたのは松本隆さんです(笑)

マキタさんは『定型句をプラモデルのように組み合わせれば
それっぽい歌詞が…』とおっしゃってたけど

少なくとも甲斐さんにとって作詞は
『衝動とか組み立てがないとダメ』で
ご自身が流れて移動してないと書けないものだそうです

ちなみに、奥さんが人生でイチバン驚いた歌詞は
山口洋子さんが書かれた【よこはま・たそがれ】らしい(爆)

『だって、前半には名詞しか出て来ないのに
どういう状況か判るんだよ(笑)』
…って、小学生の頃に横浜でナンかトラウマでもあったのかなあ?…(笑)
コメント
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