NOHEA 'ILIO

僭越ながら、屋号犬神屋を名乗らさせていただいております。
19年春、ホノルルからラスベガスに転居してまいりました。

犬神まひなと申します

2008年09月12日 | Weblog
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愛玩犬のように、とっても甘えんぼな大型犬。
三歳の成犬で、我が家に迎えた王子さまフレディくん。
そろそろ、出逢ったあの日から、一年を経ようとしています。

じつは、この性格良しのお坊ちゃまも、つらい過去を体験してきた犬。
姉妹の犬たちは、レスキューが入った時点で、むごいことに餓死していたそうです。
動物愛護法が厳しいこの地。
もと飼い主には、高額な罰金刑とともに、実刑判決が下ったそうです。

犬友つながりで、初めてこのフレディくんに逢ったとき。
まるでPOW(プリズナー オブ ウァー)のように、あばら骨を浮かせるくらいに痩せこけていました。
犬の大事な歯も、きちんとしたフードも与えられずに、ボロボロでした。
貧血もひどく、フラフラヨロヨロ、まともにまっすぐ歩くこともできず、美しくあるべきの毛並みは、あまりにもひどい具合だったそうです。
そして、レスキューボランティアの方々に、おおまかにカットを入れられて、豊かであったはずの飾り毛や、四肢のフェザーヘアーは、痛々しいほどのザンギリ状態でした。
せつないことに、人が頭に手をかざしたり、近くの人が箒を持っただけで、びくっと怯える様子だったのです。

でも。
こちらの胸の中が締めつけられるほど、それはそれは気性の優しい、人間大好きなスウィートボーイ。
目の前にしゃがんだら、私の肩に顎を乗せてきて
「…クゥーン…」と、前足でハグされてしまった、そんなまひなママだったのでした。

その出逢いの日から、我が家の長男となり
ゆっくりと体重も増え、歯もきれいになってきて、毛並みも少しづつ伸びてきています。
免疫性の、病を発症したこともあったけど、懇意にしている獣医さんの的確な処置によって、今ではすっかり、笑顔を取り戻したお坊ちゃま。

できるだけ長く、私たちファミリーと一緒にいておくれ。
できるだけ長く、健康で幸せに生きて、笑顔を見せておくれ。
ゆっくりでもいい。どうかもそっと、太っておくれ。

そんなこんなで、お手製ドッグフード作りに励むことのできる、楽しい毎日を送っています。

本日のメニュー。
豚さんの皮をハーブで煮込んで細かく刻んだ、プルプルゼラチンミンチ。
ビーフレバーのペースト。
お米と胚芽麦を、塩分なしのチキンブロスで炊いたお粥。チョップドキャロット&ピース入り。
そんなものに、市販のドライフードや缶詰を、それぞれの犬たちに合わせて、適度に加えてブレンドしたもの。

年子子育てに没頭した幾年。
ふと、我が子の子育てに一息つけるようになった、まひなママ&相方ダディちゃん。
そんな二人に、充実の日々を分かち合ってくれている犬たち。

そのうち私、犬飼いとして改姓して、「犬神まひな」とか、「犬養まひな子」と名乗るようになるかもしれません。






コメント (2)
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