NOHEA 'ILIO

僭越ながら、屋号犬神屋を名乗らさせていただいております。
19年春、ホノルルからラスベガスに転居してまいりました。

13日の金曜日

2009年10月06日 | Weblog
ハロウィンシーズン百鬼夜行「黒伝説」シリーズ第五弾

もう。
幾年前になるのでしょう。
その晩は、いつもより暗く、冷たい雨が降っていました。
おりしもその日は、13日の金曜日。
玄関先に、悪魔の申し子。
びしょ濡れで震えていた、末は怖ろしい悪鬼の仔。
しのごの書くまい。
その名は「ジェイソン」

誰も知らない。
ホッケーマスクのその下に、赤虎の仔猫ちゃんが潜んでいたことを。

ほら。
暴れてる。

「…ここからオイラを、早く出せぇぇぇえええ~っ!」
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美しき天然

2009年10月06日 | Weblog
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さぁお待ちかね。
紳士淑女のみなさま&ご令息さま&ご令嬢さま。
神無月は十五夜の今宵。
みなみなさま、賑々しく打ち揃っての、ようこそのお運びで。
レトロな名曲、「美しき天然」の、哀切な調べにのせてお送りいたしますは
当、幻惑見世物館は花形スタア、猛獣使い親子による、火の輪くぐりでござい~。
それでは、幻惑見世物館自慢の、緑の野外特設ステエジに、お目を拝借いたします。
赤毛犬が使う、しなう鞭に従って
人間親父が、見事、火の輪をくぐり抜けたら、そこはやんやの御喝采~。


※※※
あの。
ほんとはネ。
「青木ヶ原 緑の樹海」とかって、ハロウィンっぽく、プチおどろなことを書こうとしたのネ。
でネ。
「樹海」のお写真見てたら、「幻惑見世物館の親方」に、どうやら憑かれたみたいなの。
親方ネ。
ぎょろ目の無精髭で、それは顔色が悪くてネ
「世間も樹海も、いずこも同じ、磁場がトチ狂ってやがるのさ…」
って、独り言みたいにつぶやいてたの。
ああ。
なんだかアタイも、ようやく思い出してきたみたい。
そうそう。
全盛期だったその頃は、蛇女やシャム双生児、それから牛男や沼河童なんかも、一座で面倒みてたもんなのサ。
「親方ぁ、アタイ、もう脱走なんかしやしないヨ。
一生懸命空中ブランコ稽古するからサ。も一度親方ンところで、おまんまいただかせて頂戴ヨ…」
って言ってみたんだけど
「今のおまえさんが、一座に舞い戻って飛んでくれたとしても、またあんときみてぇに落っこちたら、今度こそ安全ネットの底が抜けちまわぁ…」
だってサ。
でもって親方ったら、顔色悪いまんま、緑ン中に、ふわぁって消えていっちまったの。
アタイ。
もう空中ブランコが駄目ならサ、切符のもぎり女か、リンゴ飴売りでもいいのにサ。
ええ、なんだって?
そりゃ。
ただ単に
「父さんが、緑の中、ロングリードで赤犬を走らせている図」
に、見えなくもないだろうけどサ。
見えないとこの裏の裏には、いろんなことが隠れてるもんなのヨ。

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