先週燕子花のお生花を稽古していただきました。
稽古の数日前に笠岡の菅原神社の境内にある御手洗池の燕子花を見てきました。
今年は例年より1週間ほど早く開花したそうですが
この日はもう満開!珍しい白花も何輪か咲いていました。
バックの古風な石造りの眼鏡橋によく映えて優雅な雰囲気がとても素敵でした。
さて燕子花をお生花にいける場合
開花時期(初花・中花・晩花)によってそれぞれ花の高さが異なります。
まず最初に稽古するのは初花の扱い
もっとも高い三枚組の葉(体)よりも低くします。
今年燕子花の鉢をいただいたので
一番花がほんとうにそういう位置に咲くか観察できると期待したのですが
残念ながら花がつきませんでした。
菅原神社で見たものはもうすでに葉よりも花が高くなっていました。
これはもう晩花の扱いになります。
ですから時季的には晩花ですが、生徒さんたちには初めての燕子花だったので
まずは初花の扱いで稽古していただきました。
いけた時には蕾でしたが翌日にはもう二花とも開きました。
また菅原神社でみた雰囲気の花を花を葉よりも高くし
晩花の扱いでいけてみました。