花あそび

庭で育てた花々や嵯峨御流の花、そして時には野の花を
いっときいただいてそばに置きました。

太藺

2009年05月29日 | 嵯峨御流

昨日は太藺のお生花をお稽古していただきました。
体・用・留の株に陰陽(長短)の切り株を組み合わせた五段いけです。
いきなり五段いけはちょっと・・・と迷いもしましたが
皆さん根気強い方ばかりなのできっと大丈夫! ネ!

稽古始め玄関内に置いてるバケツにそっけなく入っている太藺の束を見たときには
えっ 何!今日はたったこれだけと感じたであろう花材が
途中ふぅ~と大きなため息がもれたりもしましたが
水辺に丈高く伸びている涼しげな風情を感じさせてくれる姿にいけあがった時には
お生花の醍醐味をすこしだけでも感じていただけたのではないかと思います。
水盤に株分けの形式でいけ、五段いけの体の枝を一本だけ折り曲げました。
太藺は盛りになると花穂が充実して重くなりたわんでくるので
その風情を折り曲げて表現します。
この風折れの枝を折り曲げる時季は
司所長のお話では蜻蛉が飛び始めたら・・・ということでした。
まだすこし早いかと思っていたら
今朝の新聞にハッチョウトンボが飛び始めたという記事がでていました。
なんとタイムリー♪
というわけで遅れがちなお稽古花のblogの更新も今日は即!です^^