古来より霊峰として日本を象徴する富士山、
その神聖で荘厳な形象や思いを華に託していけます。
富士山も眺める時季によってもさまざまに変化し
また場所によっても遠望すれば高さを感じ、
近いとその山はゆるやかでありなばらもその雄大な広さを感じます。
結婚して初めて住んだ静岡のアパートの4F
毎朝東の窓の開けるとど~んとあらわれるその姿にいつもはっとさせられていました。
伊吹を用いて私の心浮かぶ富士の姿にすこしでも近づけるよう一生懸命いけてみました。
この寸渡は実家から持って帰りました。
裾野の広がる草原をイメージしてこの花器にいけてみましたが
ここに描かれている花は何でしょうか。
抽象化した花なのかもしれませんが気になってしかたありません。
あるのですか?
たいへん面白い発想を
新鮮に感じました。
だからこそ身近にある草木にその想いを込めたんじゃないかしら。