花あそび

庭で育てた花々や嵯峨御流の花、そして時には野の花を
いっときいただいてそばに置きました。

生花 富士流し

2007年10月26日 | 嵯峨御流

古来より霊峰として日本を象徴する富士山、
その神聖で荘厳な形象や思いを華に託していけます。
富士山も眺める時季によってもさまざまに変化し
また場所によっても遠望すれば高さを感じ、
近いとその山はゆるやかでありなばらもその雄大な広さを感じます。
結婚して初めて住んだ静岡のアパートの4F
毎朝東の窓の開けるとど~んとあらわれるその姿にいつもはっとさせられていました。
伊吹を用いて私の心浮かぶ富士の姿にすこしでも近づけるよう一生懸命いけてみました。

 



この寸渡は実家から持って帰りました。
裾野の広がる草原をイメージしてこの花器にいけてみましたが
ここに描かれている花は何でしょうか。
抽象化した花なのかもしれませんが気になってしかたありません。

 




こちらは湖の水面にうつる月を眺めつつ見上げた富士の姿を想像
し加村氏のこの器を選びいけさせていただきました。


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2 コメント

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おもしろいですね。 (ミセスサニー)
2007-10-31 01:44:25
富士流しっていう形式が
あるのですか?
たいへん面白い発想を
新鮮に感じました。
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Unknown (ローズYUKI)
2007-10-31 17:42:50
昔の人が富士山を観るということはそう容易なことではなかったでしょう
だからこそ身近にある草木にその想いを込めたんじゃないかしら。


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