こちらは本家?!桧扇のお生花です。
株分けの手法で立姿と横姿をいけました。
この花を知ったのは大人になってから。
お華の稽古で出逢ったのが最初だったかも・・・
京都では祇園祭が近づくと家々には桧扇の花が飾られると教えていただき
また大きく末広に広がる葉の姿が平安の頃貴族が持っていた
桧の桧(ひのき)の扇に似ていることからこの名もついたそうなので
高貴なイメージがあっても当然かも。
でもでもよくよく考えてみれば
子どもの頃から見慣れていた姫桧扇水仙は野暮ったくて
この桧扇は品を感じるというのはなんだかおかしな話?!
なぜそう感じたんでしょう。(過去形です)
今初めてこの2種を見たならば私の好みは
もちろんしなやかな花茎をもつ姫桧扇水仙のほうだし・・・
いつどこでどんな風に出逢うか
そういうことも影響しているのでしょうね。
子どもながらにも姫桧扇水仙の名前とその由来などきいていたら
ずいぶん違っていたかも
でも大人になってそのイメージが180度変るほどの
新たな美の発見!っていうのもおもしろいと思います。
桧扇もお稽古で使うには達磨桧扇という矮性品種
あまり花茎を伸ばさず葉のすぐ上の方でたくさんの花を咲かせるのが特徴
野生種はもっと花茎がすっと伸びているんだそうです。
いつか野生種にも出逢ってみたいです。
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