今日七月七日は七夕、あいにく朝から雨です。
夜空の牽牛星と織女星は眺めることができそうにもありませんね。
お伝書には
「七月七日の花は桔梗、苅萱、女郎花を入れる・・・・・」
とあります。
もちろんこの七月七日は旧暦、今年なら8月6日立秋の前々日です。
七夕の花とは初秋の情をいけあらわすんですね。
幸い?庭に植えているこの三種のうち
桔梗、女郎花は早くも花が咲き始めました。
苅萱はさすがに穂はまだ先ですが葉はよく繁ってます。
七夕の花をいけるにはぐっとタイミングです。
古書にある七夕の花
ところで苅萱(かるかや)ってどんな花かご存じですか。
イネ科の多年草でオガルカヤとメガルカヤの総称、葉はススキに似ています。
いけばなで使われるのはメガルカヤのほうだそうですが
外来種のメルケンカルカヤは至る所で見かけるものの
この二種はどちらも自生の姿はみたことがありません。
以前知り合いからこの二種の穂とメガルカヤの苗をいただきました。
穂は押し花に、苗は庭で大切に育ててます。
織り姫が舟に乗り天の川の渡る。。。
旧暦7月7日、七夕の日は新月から7日目、月は上弦の月です。
半月の月を舟にみたてているのです。
それにならって私も舟形の花器に「七夕の花」をいけてみました。
この時季に咲いてくれた庭のお花たちに感謝の気持ちを込め、
そして嵯峨御流のお花の上達の願いをも込めて(笹飾りはしてないしね。。。)
七夕の花をいけてみました。