先週の木曜は月2回の自宅稽古日
今回は瓶花:斜成体をお稽古していただきました。
花材は虫狩、芍薬、鳴子百合(古くからこの花材をナルコユリと呼んでおり、
花屋さんからもこの名で入ってきましたが、実際は甘野老(アマドコロ)の斑入り園芸品種です。
今月号の嵯峨誌ではしっかり甘野老と表記してありました)
虫狩は葉が虫に食われることが多いのでこの名がついたそうですが(だって!)
ガマズミ属の花こういう花のタイプに弱い~♪方がいらっしゃるのよね
もちろん私も!何年も前にこの花にひと目惚れして庭にも小さな小さな苗木を植えていますが
未だ花は見たことがありません。
瓶に花を挿す時 お花をただつっこんだ?!だけでなく
いけばならしく見せるポイント(嵯峨御流の場合にかぎったことかもしれませんが)は
花を花器口の一ヶ所から出ているように見せること
そしてそのためには花器口の二分の一から三分の一あけること
また花器口が見えてしまわないことです。
嵯峨御流の瓶花は簡素にいけることも特徴のひとつなので
基本花態は花材も大抵2・3種類でまとめます。
だから一見簡単にいけられるように見えるでしょう それが意外と。。。
いけた当日は葉も花も堅い感じだった虫狩、芍薬もまだ堅い蕾でしたが
これをアップしている今日(日曜)には
どちらもほわっと優しく開いてとてもいい雰囲気になりました。
お稽古してくださった方々のお花もきっと。。。
お稽古した時よりも自宅でいけ直した花が
より美しく咲いてくれたならこれほど嬉しく感じることはありませんよね^^