花あそび

庭で育てた花々や嵯峨御流の花、そして時には野の花を
いっときいただいてそばに置きました。

2008年05月01日 | 嵯峨御流

加村先生宅の裏山の藤が咲き始めたので今回はこれを使わせていただきました。
藤は水揚げが難しい花材のひとつです。
嵯峨御流華道総司所発行の「水揚花事典」を参考に
足元の皮を削り、切り口を十文字に割りアルコール液(焼酎を使用)に30分ほど浸した後
深水につけて一晩養いました。
取り合わせる花材には芍薬を選びました。
これはポーラフェイという品種、
やや太めのしっかりした茎ですが、店主に選んでもらったひと枝は少し曲があってしなやか、
『立てばシャクヤク、座ればボタン、歩く姿はユリの花』と
美しい女性の姿を花に例える言葉にぴったりなものでした。






 床には金魚草のお生花をいけました。





また残った藤で庭の黄金アメリカテマリシモチケを用いて瓶花を。





危惧していた水揚げですが案の定3日の朝には葉は生き生きしているものの
肝心な花が萎れてしまいました。
水揚げが十分でなかったのか、はたまたこれが限界なのかよくわかりませんが
藤を自ら取り扱うことができただけでもいい経験でした。


すこしでもいい枝振りのものを。。。と草むら(藪)のなかに入ったおり
なにかにかぶれたのでしょう
右手の肘から下に発疹ができ腫れ上がってしましました。(顔でなくてよかった)
もちろん長袖は着ていたのですが。。。
山に入るときは用心するべし
これもひとつ勉強になりました。