こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

香取と打ち合わせ

2016年11月19日 15時10分27秒 | Weblog


今週17日に、千葉県香取市役所商工観光課園管理・物産班と、12月4日に開催される「香取市食味コンテスト」についての打ち合わせをしていた。

JAの力が弱くなってしまうと、一番初めに崩壊してしまうのが「お米」。
お米が駄目になっても、他の農産物で高い収入が得られるというのなら、まだまだ生きる道はある。
しかし、お米が主力農産物であるという地域では、全てが散り散りバラバラになってしまう。
当然、お米を作ろうという担い手は出てこない。
 
そこで各地域で起こっているのが、JAが動けないのなら、市役所が中心になって、地域を元気にさせていこうという動き。
 
残念であるが、千葉県でお米のブランドと言うのは、たった1つしか残っていないと思う。
コシヒカリであれば、鴨川、夷隅、長生、多古など、以前は色々とあった。
なのだが今、そのブラント名を、耳にすることは無い。
消えてしまっているとは思えないが、力は無くなってしまっているのだろう。
 
その状態では、地域を活性化させる力は、もう残ってない。
地域の中で、新しい風を吹かすしかないと思う。
 
「香取市食味コンテスト」は、その動きが出来るかどうかの、1つのテストに近い。
真剣に取りこんでいるので、テストという言い方は良くないと思う。
しかし、現実としては、まだそのレベルなのだ。
なので、昨年の経験を踏まえて、今年のコンテストを修正した。
 
美味しいお米を選ぶのが、全てではない。
 
地域のプラスになるように。
生産者にプラスになるように。
担い手の参考になるように。
地域の活性化のための、大切なデータになるように。
 
そういう思いで、コンテストを修正した。
さらに、地域全体に渡る、壮大な考え方も伝えた。
 
全国の産地で、担い手を育てるには時間切れとなってしまった。
優れた生産者となってもらうためには、1年1作のお米では、完全に時間が足りない。
基本的な栽培技術までは学べる。
しかし、一番大切な、地域に合った「地元スペシャル」までを学ぶ時間は無い。
どんなに勉強熱心な担い手でも、もう間に合わない。
全てが中途半端のままで、地域の全てを担い手に委ねるしかないのだ。
 
なので、その中で実行する全ての企画は、今だけを考えていては駄目である。
丼に名小さなことであっても、地域の将来のために使えるように計画して、確実に実行してほしいと思う。
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最強のこまち

2016年11月19日 11時20分28秒 | Weblog
日経トレンディNET
 
最強のこまち! 寿司米にぴったりの神代あきたこまち
東京・スズノブの“推し米”

http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/column/16/082600073/111500004/?rt=nocnt

ご覧になってみてください
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やっと

2016年11月18日 10時49分58秒 | Weblog


やっと渋滞を抜けて、守谷パーキングでトイレ休憩。
なのだが、ゆっくりしていられない。
結構、待ち合わせ時間にギリギリ。
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茨城で講演

2016年11月18日 09時00分06秒 | Weblog


今日は、茨城県霞ケ浦環境科学センターで、新たな買ってもらえるものづくり研修会、県南農林事務所、経営・普及部門主催、土浦農業改良普及事業推進協議会が後援により、「平成28年度 新たな買ってもらえるものづくり研修会」が開催される。
その中で自分は、(土浦市,石岡市,かすみがうら市)の農業者及び関係機関に対して、「求められているお米とは」という講演をする。
 
今の消費地の現状と、各産地の新品種についいて、ブランドとは等について話す予定。
 
当初の予定よりも、今回の参加人数は少ない。
この時期になっても、まだ危機感を持っていないということなのだろう。
 
なので、参加してもらった人たちには、参考になる話にしようと思う。
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門は閉まりました

2016年11月18日 07時57分31秒 | Weblog


昨日も、新規取引が出来ないかという問い合わせがあった。
今、これを言うという事は、たぶん自分のHPなどの投稿を見ていないのであろう。
 
熱心なのは。メールの内容から判る。
コンクールでの入賞も考えているとも書いてある。
しかし、その程度のお米なら、もう全国で溢れかえっている。
 
農業の壊滅が始まる30年問題や、変異して動くと考えられるTPP。
その中での生き残りを考えての動きなのだろう。
 
産地の気持ちはわかる。
しかし、最大の問題は、HPなどでも書いているが、既に産地整理に入ってしまっているという事。
つまり「門は閉められた」のだ。
 
「残念であるが、他の販路を探してもらいたい」とメールで返信した。
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どうする?

2016年11月17日 19時47分20秒 | Weblog
http://www.hokuren.or.jp/news/detail.php?id=406

「北海道から、ニッポンの米を。」というスローガンのもと、生産から販売まで一体となって「ゆめぴりか」の品質維持・ブランド化に取り組んできた道内7地区の生産者組合や各地のJAなどで構成する「北海道米の新たなブランド形成協議会」の主催で、「ゆめぴりか」のブランド力向上と最高級ブランド米の育成を目的とした「第1回ゆめぴりかコンテスト」が昨年12月に開催された。
全道7地区にて行われた地区コンテストにて選抜された「地区金賞」によって全道コンテストを行い、「最高金賞」に輝いた「ゆめぴりか」は2015年12月下旬に数量限定で一般発売を、その他の「地区金賞」も2016年2月下旬より発売されていた。

そして現在、平成28年産も継続して「ゆめぴりか」のブランド力向上と最高級ブランド米の育成を目指して、「第2回ゆめぴりかコンテスト」が各地で開催されていて、今日は、自分がブランド化を進めているJA新すながわがある、空知地区の予選が開催された。
 
昨年はJA新すながわが「最高金賞」となった。
しかし今回は、残念ながら「準グランプリ」となってしまった。
 
コンテストの内容が、ブランド化や差別化の計画や実行では、他地区と数年間の開きがある。
それだけであれば、100%連覇できる。
 
しかし、食味審査を考慮されると、今回のようなことが起きてしまう。
なぜなら、変形した5角形の{ゆめぴりか」は、食べた時に特徴として解りやすい。
であるが、JA新すながわの「ゆめぴりか」は、完璧な5角形を目指している。
 
コンテストという形の中では、この完璧な5角形が、逆に特徴が判りにくい、地味な存在となってしまう。
今回は、この5角形が欠点となってしまったと思う。
 
結果は結果なので、そのまま受け入れる。
しかし、ホクレンが計画している、今回の「最高金賞ゆめぴりか」を、北海道外のこだわり米穀店での3合パック限定販売する。という部分で、大きく戸惑いが出てしまっている。
 
自分がブランド化をしているのは、JA新すながわの「ゆめぴりか」。
コンテストに関係なく、品質にも食味にも特徴にも、絶対な自信を持っている。
 
その自分が、関わっていない産地の「ゆめぴりか」を販売することが出来るのか?
「美味しい」という事が出来るのか?
お客様に薦めることが出来るのか?
 
今日のコンテストの結果から、結論を出さなければならないので、色々と考えた。
 
そして出た答えが。
自分は「ゆめぴりか」が売りたいのではなく、新すながわの「ゆめぴりか」を売りたい。
なのである。
 
という答えであれば、やっぱり販売は出来ないか???
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殺到

2016年11月17日 10時14分38秒 | Weblog


昨日の自分の「産地の整理をする」というが投稿が原因で、「和穀の会」に問い合わせが殺到している。
 
産地の整理については、総合的な判断と、各銘柄ごとの差損額だけで話せば、簡単に終わってしまうことだと思う。
なので、電話1本で終わることと考えていた。
 
しかし産地からは、「会わねばすまぬ」という感じらしい。
おまけに、下っ端ではなく、組合長レベルの人たちが、こぞって上京してくるらしい。
 
産地は、なんで今になってドタバタとしているのだろう。
はなはな疑問である?
 
何度も言っているが、自分は繰り返し、整理について投稿している。
だから、当然、判っていたはずである。
「投稿があっても、実際には整理は無い」とでも、考えていたのだろうか。
だとしたら、それこそ自分たちを甘く見ていた証拠である。
今回、整理されるとしても、文句ひとつ言えた義理ではないと思う。
 
「和穀の会」には、面倒くさいし、いらぬ仕事を増やしてしまった。
本当に、平謝りである。
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一瞬

2016年11月17日 09時31分04秒 | Weblog


FBは、「今日は○○さんの誕生日です」と教えてくれる。
 
今日は、数年前に他界した、忘れられない人の誕生日であった。
 
そうか。
急に逝ったから、FBそのままなんだな。
 
名前だけなんだけど。
 
なんか・・・
 
一瞬。
 
会えた気がした。
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生き残る可能性

2016年11月16日 17時44分01秒 | Weblog


14時から、山形県農業総合研究センターの訪問があった。
 
研究センターの訪問となれば、もう内容は理解できているだろう。
30年デビューの「山形112号」についてである。
 
この品種は、今までの山形県の品種とは特徴が異なり、強い個性を持っている。
個性だけで言えば、29年デビューの「新之助」を、はるかに超える。
 
「つや姫」の特徴とは、かなり違うと自分は思っている。
弾力が魅力の「はえぬき」とも違う。
品質と食味は「山形95号」よりも上で、良いと思う。
 
どこかの品種と似ているのかと言うと、似ている品種は無いような気がする。
たぶんオンリーワン品種。
 
オンリーワンだから、シッカリとしたブランド化計画が必要だと思う。
消費者に対して、品種が持っている個性の伝え方が、とっても大切となるだろう。
当然、売り場に置いて、黙って売れる品種ではないと思える。
 
食の多様化。
好みの多様化。
時代の変化。
 
それらを産地が理解しているのであれば。
ターゲットを絞り込むことが出来れば。
 
生き残れる可能性はあると思うのだが・・・
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町長さんが訪問

2016年11月16日 17時23分58秒 | Weblog


北海道樺戸郡の生産者と話している時に、見覚えがある人が訪ねてきた。
なんと、北海道北竜町の町長さん。
 
しばらく会っていなかったが、直ぐに解った。
 
しかし、何ともバツが悪い。
なぜなら、「北竜おぼろづき」は、昨晩の「和穀の会」との産地整理の中で、対照品種となってしまっていたからだ。
 
まだまだ決定ではない。
なので、覆すことは出来ると思う。
でも、それについて、自分は協力することができない。
ただ見守るだけ。
結果を待つだけである。
 
「北竜おぼろづき」の生死は、産地とホクレンが、「和穀の会」を納得させることが出来るか、出来ないかで決まる。
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辛い

2016年11月16日 17時08分57秒 | Weblog


アポイントが無いまま、北海道樺戸郡から生産者が訪ねてきた。
名前は知っている生産者である。
頑張っているもの知っている。
 
しかし、農協とは道を断っている。
自分で販路を見つけて、道内で販売している。
 
お米を試食してほしいというので、試食はする。
当然、分け隔てなく評価もする。
 
でも、JAと一緒になって、地域をみんなで活性化してという、自分の考え方とは異なる。
なので、今のままでは助けてあげられない。
助けてしまったら、今までの考え方と矛盾してしまう。
 
残念だが、1匹オオカミで出来る時代ではない。
ましてや、失速が見えている北海道である。
当たり前の考え方や、計画など、全く使い物にならないだろう。
話していると、内地の情報すら入っていないようだ。
 
これでは、色々なところで空ぶっているだろう。
その分、焦りも出てきているのではないだろうか。
 
将来がある生産者なのだ。
助け舟を出すことは出来ないのだろうか。
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復活させます

2016年11月16日 11時44分25秒 | Weblog


お客様からの、「復活のご要望」にお応えして、1997年4月17日から2006年9月14日まで、日本テレビ系列で放送されていた読売テレビ、ハウフルス制作の料理バラエティ番組「どっちの料理ショー」の、「和朝食VS洋朝食」で使用され大反響となった、スズノブの独自精米精米方法「極うまみ精米」を復活させることにいたしました。
 
このスズノブの独自精米「極うまみ精米」は、産地・品種・栽培方法・管理方法から、お米ごとの特徴や違いを把握する事によって、お米ごとに精米レベルを微妙に変えて精米し、産地や品種の特徴を最大限に引き出す精米です。
HPでお米をお求めの際に、ご希望がございましたらお選びください。
ただし、HPの作り変えなどが必要となりますので、全てのお米で買えるようになるのは、月末頃となります。
ご了承ください。
 
このスズノブの独自精米「極うまみ精米」は、品種ごとの特徴が判りやすくなりますし、炊き上がりや食感に違いが出ます。
ただ、1袋作るのに時間がかかってしまう事から、1品種2kg袋でのご購入となります。
精米のみで使用できる技術のため、分搗米には対応しておりません。
 
新品種が増えていること、米粒が大粒化していること、精米機も変更されていること等から、残念ながら、100%以前のままにはできません。
よって、復活させるに当たり、一部の技術を変更いたしました。
 
王道は変わらず、新しく生まれ変わった、スズノブの独自精米「極うまみ精米」を、お楽しみください。
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産地整理の結論

2016年11月16日 11時10分20秒 | Weblog


何度も何度も。
くどいくらいに何度も。
「産地の整理をする」と、投稿していた。
なので、これについては、誰もが承知のことだろうと思う。
 
そして、ついに昨晩。
自分のSPRでブランド化を進めている産地の取引について、仕入れ・管理・販売をしくれている「和穀の会」と、最終的な「産地整理」についての話し合いをしていた。
 
結論から言えば。
・自分だけが販売しているようなブランド米については、和穀の会の負担増になる上に、契約数が少ないために品質が上がらないという現実があることから、大幅に激少させる
・1地域同品種で、栽培だけが違うだけというブランドについては、将来性がある方に集約する
・県が違うだけの同品種については、実力がある方に集約する
・販売努力をしていない地域やブランド米については、29年度までに整理をする
・整理は、全ての取引米が対象となる
・整理の判断は、産地側の今迄の努力など、総合的に判断する
・必要が無いブランド米の売り込みについては、負担が増すばかりなので、拒否をする
・契約産地と契約数量を減らすことを進めていることから、新規ブランド米の取引については、完全凍結をする
・お米屋にとって必要となる低価格・高品質米については、随時考慮していく
など、多岐にわたっている。
 
産地からすると、30年問題で頭を痛めている時に、ダブルパンチである。
しかし、これについては、何度も発信をかけていた。
1年以上にわたって、対応するようにお願いもしていた。
整理対象にならないようにと、方法も教えていた。
 
なので、今回の決断について、意義が出ることは無いと思う。
それに、いまさら泣き付かれても、どうにもならない。
結論は出てしまった。
 
とりあえず、自分がかかわっていたブランドや品種で、整理対象となっているのは以下のとおり。
(消滅・減少・見直しなどがあるが、確定ではない)
・佐賀県・逢地ヒノヒカリ
・佐賀県・逢地夢しずく
・佐賀県・逢地さがびより
・佐賀県・天使の詩
・佐賀県・将躍コシヒカリ
・高知県・白雲の彼方 土佐天空の郷
・石川県・えちゃけなコシヒカリ
・鳥取県・十七夜物語コシヒカリ
・兵庫県・かぐや姫
・新潟県・世界農業遺産(GIAHS)佐渡の郷コシヒカリ
・新潟県・朱鷺と暮らす郷コシヒカリ8割減
・宮城県・東北194号いくよちゃん
・北海道・ピンネきらら397
・北海道・北竜おぼろづき
・北海道・函館ふっくりんこ
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遅れ

2016年11月14日 16時55分35秒 | Weblog


大分空港。
10分遅れ。
なので。
羽田空港は。
18時40分らしい。
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まずは

2016年11月14日 15時08分08秒 | Weblog


講演とコンテストを終えて、沢山過ぎる程見えた、ブランド作りにの問題点。
 
正直、どこから解決をすれば良いのか、全く見えない。
ブランドシートの項目が、全て埋まれば、見えて来るのかも知れない。
 
それでも、宇佐市ブランドは、直ぐには立ち上がらないだろう。
環境と技術に違いがあるからだ。
 
時間は無いのだが、地区ごとに、環境ごとに作って行くしかないと思う。
 
2月末までに、何度全員で、打ち合わせが出来るか。
何人が、同じ方向をが向けるか。
 
まずは、そこから。
 
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