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全農 秋肥料価格 大部分の品目値下げ 原料なお逼迫傾向 国際市況下落反映

2014年05月31日 14時13分00秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「全農 秋肥料価格 大部分の品目値下げ 原料なお逼迫傾向 国際市況下落反映 (2014/5/31)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
JA全農は30日、2014年度秋肥料(6~10月)について、県向け供給価格ベースで大部分の品目を値下げすると発表した。
前年11月~今年5月の春肥料と比べ、海外原料の国際市況が下がったことなどを反映させた。
基準銘柄である複合肥料の高度化成(一般、オール15)は2.9%引き下げる。
世界的な人口増加に伴い肥料原料の需要はさらに増えることが見込まれるため、全農は安定確保とともに、施肥コストを抑える対策にも力を入れる。

窒素質肥料の輸入尿素は、円安の影響があるものの国際市況を受けて2.2%値下げした。
国産尿素は天然ガスやナフサといった主原料を中心にコストが上昇しているが価格は据え置いた。
硫安は1%台の値下げ。電気を多く使って製造する石灰窒素は電力値上げの影響で2.4%引き上げた。
リン酸質肥料は国際市況を反映し、過石など1、2%台で引き下げた。

カリ質肥料は塩化カリで国際市況を最大限反映し、8.0%値下げした。
硫酸カリは海外供給者の一部の生産不調などで世界的に需給が逼迫(ひっぱく)し、国際市況が上昇。
塩化カリより小幅の0.5%の値下げとした。

高度化成など複合肥料は重油や電力の価格が上昇したものの原料代が下がったことから値下げした。
価格が大幅に上昇しているナタネかす、大豆かすといった原料の含有率が高い有機化成は0.7%引き上げた。

肥料価格はなお高い水準にあり、全農は、生産者の施肥コストを抑えるため土壌診断による適正施肥を強化する計画だ。

リン酸とカリを抑えたPKセーブ、国内の未利用資源である鶏ふん燃焼灰などの低コスト肥料や、元肥1回で済む省力肥料の推進も強化する。
原料の安定確保と調達コストを抑えるため、全農が出資した中国企業からの輸入も拡大する。
ナタネかすに代え、飼料用でないために価格が競合しないヒマシかすへの切り替えも進める方針だ。
というもの。

肥料の価格が安くなることはありがたい。
しかし、外国産との闘いと差別化をするためには、出来た作物だけにこだわるのではなく、土作から完全国内産である必要があると思う。
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