日本農業新聞e農ネットに「道産もち米「きたふくもち」登場 切り餅や米菓にぴったり (2014/1/22)」という記事が出ていた。
内容は以下の通り
もち米作付面積が国内最大の北海道で、2014年産から硬化性の高い「きたふくもち」(「上育糯(もち)464号」)の生産が始まる。
これまでの道産もち米は、おこわや和菓子向きの柔らかさが持続する品種がほとんど。
ホクレンは、弱みだった切り餅や米菓に向く品種も導入し、有利販売につなげる考えだ。
道は、道内のもち米面積の約2割に当たる1600ヘクタールの普及を見込む。
・こし強い硬化性 「きめが良く、味も濃い」
13年産もち米のホクレン出荷契約数量(加工用米を除く)は、約3万2000トン(約6800ヘクタール)。
主力は「はくちょうもち」「風の子もち」「きたゆきもち」の3品種で、いずれも柔らかさが持続する性質がある。
硬化性の高い品種は09年に本格導入したが、収量性の低さなどから生産は広がらず、切り餅や米菓向けの供給が弱みとなっていた。
「きたふくもち」は道立総合研究機構上川農業試験場が育成した。
硬化性は「こがねもち」など府県産のもち米並みに優れる。
収量性も道内主力の「はくちょうもち」を100とした場合、104。
耐冷性は開花期、穂ばらみ期ともに「極強」。
道内既存品種との比較官能試験では、餅にした時のこしが強く、食味が良いことが分かっている。
13年1月に道の優良品種として選定した。
生産者の期待は大きい。ホクレン原材料課は「餅にしたとき既存品種よりきめが良く、味も濃い」と話し、「北海道米のブランドが確立されてきた中、もち米でも全国一のレベルに一歩近づける品種だ」と自信を持つ。
14年産以降、実需者の反応を見ながら段階的に生産面積を増やしたい考えだ。
全国的にもち米の消費が減少傾向にある中、生産者らは新たなもち米需要の掘り起こしに取り組んでいる。
北海道米販売拡大委員会やホクレンは12年から、道内で開かれる相撲大会やマラソン大会で、道産原料を使った大福を配っている。
ちらしを一緒に渡し、餅が腹持ちや運動後の疲労回復に良いことを紹介。
ホクレン原材料課によれば「走る前には餅を食べている」と話すランナーもいるなど、消費拡大運動の成果が表れつつある。
バーベキューで餅を焼く食べ方もアウトドア用品店で紹介するなどの取り組みも展開。
餅食の提案は14年以降も続ける。
というもの。
もち米の需要を増やしたいと思うのなら、業者による加工ばかりに頼っては駄目だと思う。
一昔前までは、お赤飯・おはぎ等は自分の家で作っていたし、地方に行けば、お餅つきも当然のように行われていた。
しかし、今は買ってくるものと変わり果てている。
まず「もち米」を、一般家庭の台所にまで、戻す計画が必要だと思う。
内容は以下の通り
もち米作付面積が国内最大の北海道で、2014年産から硬化性の高い「きたふくもち」(「上育糯(もち)464号」)の生産が始まる。
これまでの道産もち米は、おこわや和菓子向きの柔らかさが持続する品種がほとんど。
ホクレンは、弱みだった切り餅や米菓に向く品種も導入し、有利販売につなげる考えだ。
道は、道内のもち米面積の約2割に当たる1600ヘクタールの普及を見込む。
・こし強い硬化性 「きめが良く、味も濃い」
13年産もち米のホクレン出荷契約数量(加工用米を除く)は、約3万2000トン(約6800ヘクタール)。
主力は「はくちょうもち」「風の子もち」「きたゆきもち」の3品種で、いずれも柔らかさが持続する性質がある。
硬化性の高い品種は09年に本格導入したが、収量性の低さなどから生産は広がらず、切り餅や米菓向けの供給が弱みとなっていた。
「きたふくもち」は道立総合研究機構上川農業試験場が育成した。
硬化性は「こがねもち」など府県産のもち米並みに優れる。
収量性も道内主力の「はくちょうもち」を100とした場合、104。
耐冷性は開花期、穂ばらみ期ともに「極強」。
道内既存品種との比較官能試験では、餅にした時のこしが強く、食味が良いことが分かっている。
13年1月に道の優良品種として選定した。
生産者の期待は大きい。ホクレン原材料課は「餅にしたとき既存品種よりきめが良く、味も濃い」と話し、「北海道米のブランドが確立されてきた中、もち米でも全国一のレベルに一歩近づける品種だ」と自信を持つ。
14年産以降、実需者の反応を見ながら段階的に生産面積を増やしたい考えだ。
全国的にもち米の消費が減少傾向にある中、生産者らは新たなもち米需要の掘り起こしに取り組んでいる。
北海道米販売拡大委員会やホクレンは12年から、道内で開かれる相撲大会やマラソン大会で、道産原料を使った大福を配っている。
ちらしを一緒に渡し、餅が腹持ちや運動後の疲労回復に良いことを紹介。
ホクレン原材料課によれば「走る前には餅を食べている」と話すランナーもいるなど、消費拡大運動の成果が表れつつある。
バーベキューで餅を焼く食べ方もアウトドア用品店で紹介するなどの取り組みも展開。
餅食の提案は14年以降も続ける。
というもの。
もち米の需要を増やしたいと思うのなら、業者による加工ばかりに頼っては駄目だと思う。
一昔前までは、お赤飯・おはぎ等は自分の家で作っていたし、地方に行けば、お餅つきも当然のように行われていた。
しかし、今は買ってくるものと変わり果てている。
まず「もち米」を、一般家庭の台所にまで、戻す計画が必要だと思う。
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