こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

戦略が試される

2019年07月23日 15時22分56秒 | Weblog

昨日午後、崩れ落ちる事が決まった巨大な山経由で、全国の差別化・こだわり米を販売する米屋に、「特別栽培米 田舎館村 晴天の霹靂」と「特別栽培米 田舎館村 あさゆき」を届けていた、青森県田舎館村の「稲華会」と、今後について話し合っていた。

稲華会は、JA全農青森や地域JAとは距離を置き、独自で販売をしていたのだが、何時までもそのままでいると、後継者も増えないし、地域との仲もよくない事から、「晴天の霹靂」と「あさゆき」の栽培を期に、JAとの関係を修復していた。

なのだが、巨大な山が崩れ落ちる事から、大きく状況が変わり、このままだお米を流通させる事が出来なくなるかもしれないのだ。

「晴天の霹靂」は県庁と全農が管理している事から、昔の個人販売・個人流通に戻すと、扱えない可能性が高い。

しかし、全農が管理している「晴天の霹靂」には、農薬と化学肥料を半部以下の使用に押さえた「特別栽培米」は含まれていない。

つまり、このままだと、消費者が求めている、安心・安全に答えられる「特別栽培米」の「晴天の霹靂」は、流通出来ないという事。

ブランド米というのなら、「特別栽培米」があるのが当たり前というか、ブランド米と言うための最低基準が「特別栽培米」だと思う。

やっと消費者に評価され始めた「晴天の霹靂」。
安心・安全なお米にこだわる消費者を、満足させられるか。
それとも、冷酷に切り捨てるのか。

青森県のブランド戦略が、試されている。
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お互いで

2019年07月23日 10時12分32秒 | Weblog

巨大な山が崩れ落ちる事で、店頭での販売量が少ない産地のお米は、これからどうしたら良いのですか?と質問がきた。

結果から言えば。
「どうにもなりません」
と言うだけ。

産地(JA・法人)は、米屋まで、どうやって届けるか。
米屋は、販売の少ないお米を、どうやって継続して仕入れる事が出来るか。

お互いで、直接話し合ってもらうしかない。
1人1人の環境等が違うので、自分達からの指示等は、いくら待っても無いです。
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