The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

男衾の娘とジャガー横田

2009-01-08 05:20:06 | Weblog

 男衾三郎の娘とジャガー横田が似ているように思えてならない。
 ジャガー横田とは女子プロレスラー、鬼嫁として有名で、いかにも人の良さそうな亭主を平気で殴ったりしている。
 体つきは男のようで、顔つきもいかつい。
 色白の京美人と比べると、同じ日本人かと思われるほどだ。
 人類学では、関西の人々の多くは、新しいタイプのモンゴロイドになっている。
 引目鉤鼻・細い目に低い鼻、下ぶくれのおっとりした色白の顔、これは、寒地に適応した身体形成だという。
 そうすると、男衾の娘やジャガー横田はどうなるのか。
 縄文タイプということになるのだろうか、どうも、それだけではないように思える。

山を下りる人々

2009-01-07 06:10:33 | Weblog

 青い瞳の日本人と武士団の成立はどこかで繋がっている可能性がある、それは武士団の成立した地域は焼畑耕作民の生活空間に近接しているからで、これによって、古代社会にリンクする。
 縄文と弥生の中間に、焼畑文化・焼畑社会が位置する。
 そして、焼畑耕作が盛んなのは山岳地帯、彼らが平野に進出する際に、生活スタイルを変化させる、そのひとつが「武士団」。
 他には、回帰的な漂浪者、土俗的な宗教グループ・木や竹の細工師…
 この国の歴史の中に登場する正体不明のさまざまの集団には、多くの謎が秘められている。

モンゴロイドとは違うタイプ

2009-01-04 07:00:55 | Weblog

 この絵巻の作者は何かを知っていたように思えてならない。
 「何か」とは、日本人と言われる人間集団の成立の秘密、それは、あの白人のような盗賊とこのクチャクチャ髪の女性を登場させていること、よくぞ描きこんでくれたものだ。
 そう、この作者は意図して描いたんだろう。
 クシャクシャの髪は天然パーマー、髪の毛の断面がroundではなくflatであるためにウェーブしてしまう、白人によくある。
 京都の女性とはまるで違う人々が東国にいたということを、伝えたかったのかもしれない。
 いずれにしても、この二人は、新しいモンゴロイドにはないDNAが伝達されていたようだ。

男衾三郎の娘

2009-01-03 18:19:31 | Weblog

 男衾郡は、かつて、武蔵国にあった領域である。
 武蔵国は、東京都と埼玉県にまたがる地域であり、「男衾郡」は、現在の、寄居町に該当する。
 さて、男衾三郎は質実剛健の荒武者で、日々、武士のとしての訓練を怠ることがなかったが、彼は、亡くなった兄の領地をものにして、妻の言うがままに兄の娘・慈悲を下女として酷使する。
 ある日、赴任したばかりの国司が吉見の館を訪れ、下女をしている美しい娘に一目惚れ、国司は、その娘を妻にくれと申し込む。
 すると、男衾の妻は、自分の娘を引き合わせる、それが、クチャクチャ髪の女。
 京風の美人とは正反対の容貌を、この画家はリアルに描写している。
 当時、東国には、こういう女性が多かったのかもしれない、そう、女子プロのジャガー横田にそっくりではないか。
 だが、彼女を、縄文タイプと決め付けるには、少々、無理があるように思える。
 私は、あの黄色い髪・高い鼻のオトコと関係があるように思えてならないのだ。

日本人の多様な要素

2009-01-01 07:48:21 | Weblog

 新年おめでとう

 考えられている以上に日本人には様々な要素があるというのが私の意見、例えば電車に乗って車内を見回す、すると随分といろいろなタイプがいる、ただ数百年・千数百年の歳月によって日本化されているだけ。
 明治の前までは、その地方やそれぞれの家には、他の地方や他の家々には語ってはいけな秘密があったのではなかろうか。
 昨年は「篤姫」が人気になったが、彼女の出身の薩摩の言葉が難しかった、それは子音を発音するためで、この原因は、浙江の九姓漁戸が先祖であるという説があり、また、薩摩の始祖・惟宗(これむね)氏が中国系であるという説があった。