4月21日、文部科学省の全国学力テストが、小学6年生と中学3年生を対象に各地で一斉に行われた。
毎回結果の公開・非公開が争点となる例のテストだ。
新聞紙上に問題と解答が掲載されていたので覗いてみた。
昨今どこのテレビ局も教科書クイズ番組流行りで、日本人の基礎学力が大いに問われている時代だ。
↓は中学国語A問題。私にも出来るかな?
【問題文】
『これは、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた「モナ・リザ」という絵です。この絵の特徴は、どの角度から見ても女性と目が合います。』
「この絵の特徴は、どの角度から見ても女性と目が合います。」は「この絵の特徴は」と「目が合います」との言葉の関係が不適切です。この文の内容を変えないように、「合います」の部分を適切に書き直しなさい。
※
※
※
あら~、最初の問題からもうつまずいた。
確かに......文章のニュアンスはなんかヘン。
でも不適切な関係だと指摘されなければ見落とすし、私なら「ちょっと幼い文章ね」で、通常済ませてしまう程度のことだ。
しかし学力テスト作成に当たる大先生方は、決して曖昧な問題を出したりはしないだろうから、この文章には国語として絶対的なミスがあるのだろう。
でも私の適当な感覚は、テストを前にしても正常に戻らない。
それよりも例文の、誰がどのような女性と「目が合う」のかが説明されていない点がとても気になる。
私なら例文をこう修正する↓
「この絵の特徴は、鑑賞者がどの角度から見ても描かれている女性と目が合います。」(大先生たち、お許しを!)
ためしに夫に問題を見せてみたら.....なんと、夫はすぐに正解した。
「凄いじゃない!」と誉めたら
「かってオレは、文法王子と呼ばれていた!」だって。 はぁ~ん?
で、正解は「目が合います」を「目が合うことです」にすること。
正確な日本語が求められているということなんだなあ。
でも.........
「ボス!この容疑者の特徴は、犯人の写真とぴったり目が合いますぜ!」
って言わない?
ああ、目が合うの意味が違うか.......???
毎回結果の公開・非公開が争点となる例のテストだ。
新聞紙上に問題と解答が掲載されていたので覗いてみた。
昨今どこのテレビ局も教科書クイズ番組流行りで、日本人の基礎学力が大いに問われている時代だ。
↓は中学国語A問題。私にも出来るかな?
【問題文】
『これは、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた「モナ・リザ」という絵です。この絵の特徴は、どの角度から見ても女性と目が合います。』
「この絵の特徴は、どの角度から見ても女性と目が合います。」は「この絵の特徴は」と「目が合います」との言葉の関係が不適切です。この文の内容を変えないように、「合います」の部分を適切に書き直しなさい。
※
※
※
あら~、最初の問題からもうつまずいた。
確かに......文章のニュアンスはなんかヘン。
でも不適切な関係だと指摘されなければ見落とすし、私なら「ちょっと幼い文章ね」で、通常済ませてしまう程度のことだ。
しかし学力テスト作成に当たる大先生方は、決して曖昧な問題を出したりはしないだろうから、この文章には国語として絶対的なミスがあるのだろう。
でも私の適当な感覚は、テストを前にしても正常に戻らない。
それよりも例文の、誰がどのような女性と「目が合う」のかが説明されていない点がとても気になる。
私なら例文をこう修正する↓
「この絵の特徴は、鑑賞者がどの角度から見ても描かれている女性と目が合います。」(大先生たち、お許しを!)
ためしに夫に問題を見せてみたら.....なんと、夫はすぐに正解した。
「凄いじゃない!」と誉めたら
「かってオレは、文法王子と呼ばれていた!」だって。 はぁ~ん?
で、正解は「目が合います」を「目が合うことです」にすること。
正確な日本語が求められているということなんだなあ。
でも.........
「ボス!この容疑者の特徴は、犯人の写真とぴったり目が合いますぜ!」
って言わない?
ああ、目が合うの意味が違うか.......???
そうですね。
不自然な感じはあまりしないのですが、でも
★目が合うように描かれていることです
★目が合うように描かれている点です
が正解ではないでしょうか?
日本語は難しい......。
「表し方が間違っている」とすると、いろいろな解釈の仕方ができて混乱します。
問題文作成者の方々は、問題文ひとつとっても細心の注意を払っていることが分かります。
国語のスペシャリストですものね。
問題が公開されると「とても良い問題だった」と称賛されることは皆無で、ささいなことで難癖をつけられる先生方。
大変なお仕事だとつくづく思いました。
「正しい」というよりは、「問題文として誤解が少ない」「訂正すべき要素の絞り込みが明確である」ということでしょうか。
「表し方が間違っている」と言ってしまうと、「『目が合う』という表現がおかしいのか」、「『特徴』ではなくて『特長』とすべき?」などなど、注意の方向が拡散してしまって解答者を不必要に惑わせます。
純粋に日本語として最適か、美しいかなどは措いて、この場合はこれが「適切」であり「やむを得ない」と、私は思います。
そうそう、なんか変わった問題が多かったです。
いろいろな能力を要求される今の生徒たち、可哀想ですね。
私は、教育ママ(無駄な努力の)時代の名残か、入試問題とか見ると必ずチェックしてしまう悪い癖が抜けないんです(笑)
そろそろやめなきゃね。
「言葉の関係が不適切である」って、なんかすごいですよね。
不適切な関係.....って、いろいろ想像してしまう。
「表し方が間違っている」の方が分かりやすいのに。
新年度を迎え、またまたご苦労が多いようですね。
適度にさぼりながら頑張ってください。
実は私もこの問題、違和感はあるものの
ま、許せるっちゃぁ 許せるわなぁ。と思った一人です。
算数も国語も能力の衰えを自覚した春でした。
確かに「言葉の関係が不適切である」という前提のもとで「内容を変えないように」となると・・・不適切を拡大解釈してしまい、「合います」の部分だけを書きなおしても不適切な言葉の関係を解消できそうにないなと思ったのも事実です
最近、グリーンのアンジュレーションを深読みしすぎて惜しいパットを外してることを思い出してしまいました(^^)物事はあまり、こねくり回さずに、単純に有るがままに見るほうが本質を見失わないのかもしれませんね
新年度に入り、熾烈な同業他社との価格競争のなかで、裏の裏を読んでるつもりで結局表に戻ってしまい、下手こいておる三郎でおます・・・(^^)
ましてや全国学力テストとなると、調査・分析・研究や打ち合わせをどれだけしたことか?
それでも出題ミスはありますからね(笑)
最近は著作権の問題もあって、例文などは自分たちで作ることが多いそうです。
私はこの問題文は先生たちが作成したのではないかと思います。
なんかスッキリしないのは......
主述の関係をはっきりさせるために余計なことを表現しなかったのではと考えました。
ただ、
>「この絵の特徴は」と「目が合います」との言葉の関係が不適切です。この文の内容を変えないように、「合います」の部分を適切に書き直しなさい。
という問題文を熟読すれば(そりゃ「国語の問題」なのですから「問題を熟読」くらいのことは、日常の会話ややりとりの場合とは異なり、要求されます)「二つの言葉の関係が不適切である」ことを問題としており、また「内容を変えないように『合います』の部分を」書き換えよ、という指示内容は、その問題文の日本語自体の意味として純粋に一義的に限定まではされないものの、題意から判断して「その他の事情」や「その他の瑕疵」は無視せよ、ということなのだと思います。
さらに、この問題文の原典が全体としていかなる文章であったか不明ですが、そこを直して、
「この絵の特徴は、どの角度から見ても女性と目が合うように見えます。」を問題文としてしまうと、「何を直すべきか、何を要求されているか」がボケてしまう、問題意識が拡散されてしまうという、別の問題が生じてきます(解答者にとっては、却って要求解答に到達しにくくなる)。
そのへん、出題者は苦労した挙句、これを明確にするために原文をいじっている可能性もあるかとは思います。
特に字数の制限がなかったので、珍回答があるかもしれませんね。
シンプルな問題ですが、ちょっと意表を突かれたというか......私はおたおたしました。
>「見える」を入れないと正しくないのかと思いました
そう思わせるのは、例題文が説明不足だからだと私は思った訳です。
誰もが間違いにすぐ気づく例文ではないので、出題者もなかなか考えているなあと感心しました。
問題作成者も大変ですね。
>学校でしっかり日本語を教えて欲しい!
ホントです。
小中の国語の教科書をしっかり学べば基礎は身につきますもの。
能力のある魅力的な国語教師も必要ですね。
これはまだ、意味は通ずるし誤解も無いからマシなほうだが、「小学校からやり直せ!」と叫びたいことしばしば。
そもそもこの問題が「中学3年」で扱われていること自体が問題だと思う。
と、ここまで書いてしまって「これではまるでnihao さんを攻撃しているようだ」とは思うのですが、それでも「そういう意図はまったくありません」という言い訳だけ付け加えて、敢えてこのまま載せましょう。
ホント、「学校でしっかり日本語を教えて欲しい!」