ウィーンの森・バーデン劇場演ずる歌劇、プッチーニ作曲の『ラ・ボエーム』のチケットを買い求めた。
バーデン劇場か......
去年、居眠りしてしまって全く記憶のない【ドン・ジョヴァンニ】の時と同じ歌劇団だ。
ああ、あのときの情けなさ。もう二度と同じ失敗はしたくない。
『ラ・ボエーム』は、一度は観たいと思っていたオペラのひとつ。
パリの若き芸術家たちの青春群像を描いたラブストーリーだ。
テレビで見たことがあるのであらすじは知っているし、劇中の有名なアリアはいつも車の中で聴いている。
これに関しては予習の必要が全くない。
10月まで間があるので忘れないように気をつけるのみだ。
ところで、なぜチケットが2枚ある?
たまたま夫がチケットを入手しやすい環境にあるのでSS席の購入を頼んでおいたら
あらっ、何と言うことだ?!
奴は私の了承を得ずに、自分の分のチケットも買ってきた。
支払いはもちろん私に回ってくる。
「なっ、なにこれ!!」驚いて絶叫した。
「オレも一度でいいからオペラを観たかった!」とは夫の弁だが......
パバロッティはパパラッチ
綾戸智絵は上戸彩
安全地帯は赤信号
とんでもない言い間違いを公然と口にしてはばからないアーティスト音痴。
しかも一度も観たことがないと断言しているが、5・6年前にふたりで観に行ったことがあるのだ。
我ら市井の凡人にとってオペラは非日常の異空間的体験なのに
それすらも覚えていないということは、おそらく奴も居眠りしていたに違いない。
関心がないのだろうと思っていたのだが、記憶すらも失っていたとは......
「も~っ、オペラのチケットって高いのよ!」
つい厭味のひとつも言いたくなる。
ままよ!無駄な贅沢とならぬようお互いに牽制しあってしっかり鑑賞してこよう。
英国に留学中の【saebou】さんが、海老蔵のロンドン公演鑑賞の顛末記を書いていた。
記事にリンクしてあるが手間を惜しんで読まない人もいるだろうから、簡単に紹介しておこう。
「せっかく海老蔵を初めて生で見るんだから着物で行こう」と決心したsaebouさん。
着物は持ってきたが着付けが出来ない。
さて一体どうするのだろうと思っていたら、今の世の中、スカイプ電話という便利なものがあるらしい。
遠く離れた地に住む日本の母上から、パソコンの画面を通して着付けを教わることにした。
画面だと左右逆になるので左前に着たのを気づかなかったり
少々ヘンな着付けでもどうせ誰も判らないだろうと考える点が現代っ子らしくて笑える。
異国での歌舞伎体験に対するsaebouさんの心意気が実に愉快だ。
貧しくても夢と希望がある芸術家の卵たち。
いいなぁ。
安全地帯は赤信号って・・・なんてユーモアのある夫さまでしょう!
そんな夫さまと一緒に、若さを取り戻して楽しめるひと時になりそうですね。
スカイプ、私も使っていますがPC画面とカメラの方向とは違うのよね。
ついカメラではなくPC画面に向かってしまうのよ。
いいなぁ~。10月までまだ遠いですね。まず私の場合、何着て行こうかと悩みますよ(笑)
スカイプは娘が一人暮らししたら絶対したいと思ってます。
別に海外に行くわけでもないけど便利だし顔が見えたら安心だし。
歌舞伎の海外公演って外国人にはすごく喜ばれるとか。
海老蔵さんもかなり力が入っていたことでしょう。
着物をがんばって着て行った彼も注目の的だったでしょうね
『ラ・ボエーム』は映画にもなっているし、ストーリーも解りやすいし、オペラ初心者には最適な演目だと思います。
もしかしたらうららさん、スカイプで孫ちゃんとご対面かな?
それは最高の使い道ですね。
日々の成長も手に取るようにわかるし、育児のアドバイスなどもしやすいですね。
私も孫がいたら絶対に使うと思います。
でもほとんどの人はカップルで来ているので、たまにはいいかな。
何着て行こうかと悩んだことはありませんが、皆さん結構お洒落してくるので、さすがの私も悩む必要性を感じ始めています。
>着物をがんばって着て行った彼
あはっ、saebouさん、実はうら若き乙女なんですよ。
でも自分でsae坊って言っているくらいだから大丈夫、気を悪くしないと思います(笑)
スカイプっていろんな使い方が出来そうですね。
顔はきれいに映るのかな?それが心配。
nihaoさんよろしくお伝えくださいね。
いえいえ。全然気にしておりません!よく間違えられます。
ロンドンの歌舞伎は着物の女性は数人見かけたのですが、男性はさすがにアジア人でもほとんど洋装でした。
お返事ありがとうございます!
本当にごめんなさいね。
思いこみって怖いものだなとつくづく感じました。
saebouさんのブログきっぱりしていて私好きです。またうかがいますね。
saebouさんの記事は、文章からでは性別不能なので仕方ありませんね(笑)
私も何度も思いこみによるミスをしています。
特に年齢!
自分のことを棚にあげて他人の年齢を勝手に思いこんではいけないわね...と反省。
ちょっと前に、海老蔵初主演TV ドラマ、松本清張原作の『霧の旗』を見ました。
婚約したばかりだったし、現代劇での海老蔵の演技に期待したのですが、あの目力とちょっと大げさな台詞回しは、テレビでは違和感を感じました。
抑えた演技を心がけていたとは思うのですが、抑えきれず元気いっぱいでした。
まだ若い!今後に期待です。
オペラといえばひとりでじゃないような?腕に手を添えペアじゃないんでしょうか?という場面を写した画を劇場入り口を見るよね、テレビで^^
nihaoさんもひとりで入るよりご主人に腕を添えて入りましょう。で二人で楽しんで来ましょう