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マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

カーテンの穴

2010-01-18 11:20:00 | 手仕事

                        



 
 真っ白のレーシーな隙間の彼方に広がる雪景色
 より募る冷感、より増す美しき冬の心象 
 なんと幻想的な風景だ


 ......なんてしゃれている場合ではない。
レースのカーテンが劣化して穴あきとなって数ヶ月。
見て見ぬふりをして放置していたが、穴はどんどんその面積を広げてきた。
夫にも気づかれて
「おい!貧乏くさいからカーテンを取り替えろ!」
と、ついに言われてしまった。

 この窓は、日中の採光を考慮した南面・西面のL字型になっていて、たて110㎝、幅6mある。
規格外の窓ゆえ、カーテンは経費節約のためいつも自分で縫い上げている。
結構大変なので避けたい作業のひとつである。


                           



 これは↑外側の方のカーテン。
直線縫いだけの仕事なのでさほど難しくはないが、いつも頭を悩ますのは用布量だ。
110㎝×600㎝のサイズのカーテンを作るためには、用布の1・5倍のドレープ分と上下の縫い代分を加算しなければならない。
さらに布地には、サイズの異なるシングル巾・ヤール巾・ダブル巾の種類があって、どの巾の布を使用するかによって用布量が全く違ってくる。

 数学は得意だが(???)算数が苦手の私は、一体どこから手をつけて計算したら正解を導くことが出来るのか全く見当がつかない。
今までは算数が得意な息子に計算してもらっていた。
さすがに無駄な端布ひとつ出ない見事な計算で、密かに舌を巻いた私。
頼りになる息子はいないし......

 前回の用布量はきれいさっぱり忘れてしまった。もういくら考えてもわからない。
寒くて寒くて長時間のミシン作業などいやだし、今回は予算オーバー覚悟の上で市販品をつなぎ合わせて作ることにした。
絶対に無駄が出ないように、慎重に何度もサイズを測って確かめた。



             



 ぴったりの長さのカーテンがなかったのでちょっと寸足らず。
だが気にしないことにする(いや、実はすごく気になっている
しかもカーテンが3枚も余ってしまった......ああ~っ!なぜだ?なぜだ! 
なにか重大なミスを犯したか?

 出来上がり巾100㎝の市販品を6枚買ってくればよかったのに9枚も買ってきてしまったのは......
あろうことか手作りの習慣で、ドレープ分の1・5倍をかけてしまったからだと気がついた時には、悔しくて悔しくて地団駄踏んだ。
ちょうど燃えるゴミの日だったので、作業前に包装されていた袋などを全部きれいに始末していたので返却することも出来ない。

 ああ、まったく!
数学はいくら得意でも(???)算数が苦手な主婦は使えない(という問題ではない?)