どこ吹く風

旅のことを主に書く。

バター茶

2007年10月06日 14時50分04秒 | 西安留遊
 九塞溝は谷間に点在する池や滝がきれいです。
雨模様にも拘らず鏡に映しだされた木々の色、清らかな水の色は素晴らしい。風があたらないのでさざ波が立たず池面に映る周囲の景色が乱れることが無かった。アルプスでじ~っと池を睨んで風が止むのを待っていて諦めたが、九塞溝はあくまでも静かに其処に在るという感じだ。底まで透き通っている池には深い緑の山が収まっている、その美しさは多くの池で見られた。

 滝もいい、幾条もの白い飛沫を上げながら流れ落ちる様も見応えがある。滝の上から横から下からと所を変えて楽しんだ。また盆栽が浮かんでいるような景観の場所や葦の河原と多様な姿が見られるのもいい。
九塞溝は益々観光地として伸びるでしょう。美しさを表現する言葉が出てこない、自分自身の言葉の貧困を感じる。この地、九塞溝・黄龍はもう一度妻と行くことにしているのでその時までにはもう少し言葉を学んでおきます。

 九塞溝・黄龍観光は黄龍1日に九塞溝2日の3日間はかけたい。黄龍は自分の脚力で登らずにリフトを使えば半日で回れるので九塞溝への往き若しくは帰りに見ることができる。その程度の広さです。ただ高地の為に健康管理に気を配った方がいい。私は先日も書いたが気力が落ちてただ歩いて下っただけになってしまった。
 九塞溝は右俣・左俣を効率的に回れば1日でも回れるかもしれないけど、二日間堪能した方がいいでしょう。それに風景だけでなくてオミヤゲ品屋を見るのもおもしろい。そこでは是非バター茶を飲んでもらいたい。バター茶はチベット独特のお茶で見た目は悪いが味はマアマアです。話のネタにもなります。
できるなら其処でツアンバも所望した方がいいでしょう。無理に頼めば出してくれます。各々が10元もするので高いといえば高い、でも円に換算すると160円弱なので出せない金額ではない。そん所そこらで口にすることは出来ないのでチャンスを逃すこと勿れです。
 九塞溝園内にレストランがあるが40元のバイキングスタイルです。あまり美味しいとは言えない。天気が良ければ景色の良いところでおにぎりを食べた方がいい、おにぎりが買えればの話だが、それに代わるものでもいい。

写真はバター茶です、見た目といい色といい不味そうですね。
飲んでみたらそういう懸念はなくなります。